今までにあったパソコンのトラブルとエンジニアがやっておくべきたった1つのこと

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エンジニアにとってなくてはならないものがパソコンです。

そんなパソコンでもトラブルや故障はつきものです。

この記事では、私が今までにあったパソコンのトラブル7選とトラブルに備えてエンジニアがやっておくべきたった1つのことについて紹介します。

エンジニアがやっておくべきたった1つのこととは何でしょうか?

ぜひ、最後まで読んでいただけましたら幸いです。

目次

今までにあったパソコンのトラブル7選

DELキーが強制押下される

キーボードが操作できないといったキーボードにまつわるトラブルはつきものです。

私もノートPCにお茶をこぼしたときや夏場に手汗が酷かったり部屋の湿気が高すぎたときにキーボードが操作できなくなるトラブルは何度も遭遇したことがあります。

キーボードが効かなくなった場合にはUSBキーボードを差し替えれば代替になりますのでなんとかなりますが、私が嫌だったトラブルは、DELキーが特定のタイミングで強制押下される故障です。

Windowsを使っている人ならご存じだと思いますが、デスクトップのアイコンにDELキーを押下するとゴミ箱にファイルが移動されます。

DELキーが特定のタイミングで押下されるので、デスクトップで作業をしていて仕事で大切なファイルを移動させようとカーソルを合わせた瞬間にもゴミ箱に移動されてしまいますので、とてもウザい故障です。

しかも、ここからが怖いところでゴミ箱に移動したファイルにカーソルを合わせてデスクトップに戻そうとした瞬間にDELキーが押下されると「このファイルを完全に削除しますか?(はい/いいえ)」のダイアログが表示されます。

そのときに焦ってエンターキーを押下してしまうとファイルが完全削除されて全てが終わります……。

物凄く凶悪な故障だと思いませんか?

これで私は大事なファイルを完全削除してしまい、発狂して台パンしました( `―´)ノ

ノートパソコンで発生した故障だったのですが、今思えば内臓のキーボードを無効化して外付けUSBキーボードを使用すれば良かったと思うのですが、その発想がなく危険な状態を放置してストレスを抱えたまま使い続けてしまいました。

起動するたびに日付がリセットされる

ノートPCでWindowsを使っていたのですが、毎回起動するたびに購入時の日付に時刻がリセットされるという事象が起きました。

調査した結果、原因はマザーボードの電池切れでBIOSの設定データを保存する「CMOS」に使われているボタン電池を交換が必要とのことでした。

この故障が凶悪なのは、時刻を同期しないでファイルを開いて保存してしまうと、その古い時刻の更新日時になってしまうということでかなりウザいです。

また、Google Chromeを起動すると時刻が古いので接続できない旨のメッセージが表示されてブラウザでネットに接続できなくなります。

さらにウザいのが、時刻を同期するのになぜか5~10分ほどかかってしまうということでした。

つまり、PCを起動してから5~10分はまともな作業ができないということになり、すぐに作業ができない状態になってしまい、毎回起動するごとにストレスが溜まりまくりでした。

「CMOS」に使われている電池交換はできる人ならボタン電池され購入すれば簡単にできるようでしたが、私が使用していたPCはただのボタン電池を交換するタイプではなく、マザーボードに直接はんだ付けされているタイプで配線を外したり付けたりする作業が発生するとのことでした。結局、自分では交換できずにメーカーに修理依頼して6000円ほどかかってしまいました( `―´)ノ

ちなみに、この故障が発生したときは、起動時に

CMOS Battery State Low

CMOS Checksum Error

などのエラーメッセージが表示されるようになって、放置しておくとOSが起動できなくなったりすることもあるらしいので、我慢して使用し続けずに修理またはBIOSのボタン電池を交換するようにしましょう。

ボタン電池を交換する際には静電気など気を付けないとさらなる故障の原因にもなるらしいので、知識のない人はメーカーに修理依頼するのが無難でしょう。

メモリ不足でeclipseが起動しない

これはJavaエンジニアあるあるではないでしょうか?

会社で開発用として支給されているPCのスペックが低いとJavaの総合開発ツールであるeclipseが起動できない事象が発生します。

メモリが不足しているときに起動しづらくなって、起動したとて起動までに15分以上かかることだって普通にあります。

そのあとにTomcatやDBサービスを起動する時間も含めると開発環境を構築するのに20分以上かかってしまいます。

つまり、出勤して始業時間してからすぐに開発したくても毎回20分以上は待ち時間が生まれてしまうということです。

ダメ系

こんな無駄で不毛なことあるか―( `―´)ノ

ということで、メモリ不足のPCを支給されてしまうような企業は嫌です。

フリーズが頻発する

Windows98やWindowsMeの時代によくあった話ですが、フリーズが頻繁に起きるPCは嫌ですよね。

最近のPCでもフリーズが頻繁に発生するPCに当たったことがあって、ソースコードやエクセルのファイルを頻繁に保存するようにしていました。

さもないとふとした瞬間にPCがフリーズして再起動したらファイルが保存できていなくてやり直しになってしまうということが起きてしまいますからね。

とはいえ、WordやExcelだと復旧ファイルを残してくれるので、フリーズして再起動してもあるポイントからは復旧できるので少し安心ですね。

問題なのはプログラムのソースコードで苦労して何時間かけて組んだロジックがフリーズして消えたときは発狂しました( `―´)ノ

フリーズはPCの故障の予兆ともいわれているのであまり頻発する場合は修理を検討すると良いでしょう。

PC内蔵のマイクが故障する

私は外付けのマイクは持っておらず、ノートパソコンに内蔵されたマイクしか持っていません。

フルリモートワークで仕事とやっていたときにそのノートPC内蔵のマイクが故障してしまったのですが、その故障が起きたのが客先に対して行う大事なプレゼンのときでした。

それまでは普通に使えていたのですが、時間になってZoomでルームに入ると私の音声だけがマイクの故障で伝わらず、プレゼンは延期になってしまいました。

ダメ系

準備不足だったというのもありますが、よりによって肝心なときに壊れるなよー( `―´)ノ

ノートPCをお持ちの方はいつ内蔵マイクが壊れるかは誰にも分かりません。

安いマイクで良いので、緊急時のときのために予備のマイクは持っておくようにしましょう。

ハードディスクのデータが消える

そんな馬鹿なことあるかーという話ですが、そんなことがあるんです。

でも、ハードディスクのデータが消えたのは、製造メーカーが悪かったというよりは私に非がありました。

私はあるメーカーの1TBの外付けUSBハードディスクを持っていて、大事なデータを保存していました。

いつものように使っていると、部屋中に焦げ臭いが漂っていることに気づきました。

ダメ系

なんだ??

と思ってハードディスクを見てみると、なんとハードディスクから煙がでているではありませんか!

急いでハードディスクから電源を抜いて煙を消すことができたのですが、時すでに遅し…。

そのあと、時間を置いてからハードディスクにアクセスしようとしても反応することはありませんでした。つまりデータ消えました。

後から調べて分かったことだったのですが、そのハードディスクはコンセントで電源を供給して使うタイプだったのですが、その電源ケーブルが他の機器のACアダプタだったのです。

ACアダプターの電圧や電流が異なる場合には、ACアダプターや電源回路に負荷がかかり、発火する危険がありますので、絶対に避けるようにしましょう。

ダメ系

ってか、なんで他のACアダプターがハードディスクとピッタリ合うんだよ( `―´)ノ

1TBのハードディスクには大事なデータを入れていたのですが、ロストしてしまうことになりました。

ちなみに業者に依頼するとハードディスクのデータを復旧してもらえることができるらしいですが、軽度の障害だと最大数十万、重度の障害だと最大百万以上かかるケースもあるらしいです。恐ろしや……。。

物理的なハードディスクに大事なデータを保存する場合は、ハードディスクの個数を増やして二重、三重に、場合によってはクラウドサービスを利用するのが心配性の人は無難でしょう。

PCが起動できない

PCが故障して起動できなくなることがありますが、本当にこれは最悪です( `―´)ノ

起動できなくなったら仕事ができなくなるので、何もできなくなってしまいます。

私はコロナ禍真っ最中のフルリモートワークのときにノートPCが朝に起動できなくなってしまい、客先常駐先へ急遽出勤して修理しにいくということになってしまいました。

幸いなことに起動できるようになったので良かったのですが、完全に故障してしまい、起動できなくなったらローカルに保存したデータは消失することになってしまうので最悪としか言いようがありません。

Xでよくトレンドとして聞くのはWindowsUpdateした後にブルースクリーンになって起動できなくなるケースもありますので、ハードウェアには原因はなくてもソフトウェアが原因になる場合もありますので注意するようにしましょう。

また、起動できなくなってもWindowsの場合にはセーフモードを試してみると再起動することができるかもしれません。試してみる価値はあるでしょう。

エンジニアがやっておくべきたった1つのこと

今までにあったパソコンのトラブルを7選紹介しましたが、この中で一番最悪なトラブル・故障は、PCが起動できないだと私は思います。

そこでエンジニアがやっておくべきことは『バックアップ』です。

エンジニアは成果物としてドキュメント系であれば設計書やテスト仕様書、テスト結果のエビデンス、製造系であればプログラミングソースがあります。

エンジニアの開発現場であれば共有サーバやクラウド上に共有フォルダが用意されていると思いますので、ドキュメント類は日ごとにアップロードするようにしましょう。

せっかく苦労して作成した設計書が消えてしまうのは悲しいことです。

そして、ソースコードは『Git』にソースコードを日ごとに『push』するようにしましょう。ブランチはルールで作成してよければ自分用のブランチで構いません。

プログラミングによる製造は軽微なものであれば数時間程度で終わってGitにpushできると思いますが、1~2週間、長いものであれば数か月かかるものだってあります。

もし2週間かかるプログラミングソースをGitにpushしないで自分のローカルPCで操作していて、完成間際でWindowsUpdateのブルースクリーンが発生して起動することができなくなって、保存していたプログラミングソースが復旧できなくなってしまったどうでしょうか?

ダメ系

とてつもないことが起きるで( `―´)ノ

2週間をかけて実装したプログラムなので、思い出しながらでも一から実装するのにまた2週間かかってしまうということです。つまり2週間で終わる作業が4週間かかってしまうということです。

後工程のことを考えたら一人ではスケジュールを挽回するのはほぼ不可能に近いので、他のメンバーを巻き込んだ炎上プロジェクトになってしまうことは必至です。

しかも、Gitにpushしていなかったという個人的なミスで成果物の損失なので、実装していた人の個人の問題として責任を問われることになりますので、クライアントも許してくれないし、リリースを待ってくれる可能性は少ないと思われます。少なくとも追加の予算は出ないので損失になってしまうと思われます。

私が自分で2週間かけて実装したプログラムが消えたら発狂するだけでは済まないと思いますが、そんな悲劇を起こさないためにも、毎日終業する前に途中の状態で良いのでGitにはpushしておくようにしましょう。

そうしておけば、完成間際でPCが起動しなくなってもソースコードはGit上に残っているので他の人のPCを借りたり、他に人にGitのソースコードを引き継いで作業をすることは可能なので、バックアップさえ取っておけばなんとでもなります。

有能無能関係なく、エンジニアがやっておくべきたった1つのことは『バックアップ』です。

期間がかかる実装でもGitで毎日pushすることを癖にするようにしましょう。長い日にちをかけてまとめてpushは絶対にNGです。

まとめ

この記事では、今までにあったパソコンのトラブル7選とエンジニアがやっておくべきたった1つのことについて紹介しました。

エンジニアにとってパソコンは必須なものになりますが、だからこそパソコンの故障やトラブルというのは仕事を行う上で致命的なものになってしまいます。

ソフトウェアに強いプログラマーでもパソコンを自分で組み立てたことのないエンジニアとってハードウェアには疎いと思いますので、故障の内容によってはメーカーに修理を出すことも検討しましょう。

また、パソコンのトラブルが発生する前にエンジニアがやっておくべきたった1つのことはバックアップです。

無能なエンジニア、三流なエンジニアでもバックアップはできます。

いざパソコンが起動しなくなった時でもバックアップさえ取っておけば残った成果物で作業は継続することができますので、バックアップは忘れずに。

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この記事を書いた人

無能なダメ系ITエンジニアです/❌勉強せずサボってたので仕事ができないSE/❌プログラミング苦手/❌設計できない/できることはコピペとスクショ/IT業界歴10年以上の経歴で無能なエンジニアの末路/ブラック企業に在籍していた時の裏話/SES派遣やIT業界の闇などの話を中心にダメ系ITエンジニアのブログを執筆中。

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