「ググる」とは、検索エンジンのGoogleで検索することを意味する俗語のことを言います。
ITエンジニアの仕事では、障害が発生したときの調査などでこのググるという検索力が非常に重要になります。
※セキュリティ上の問題でインターネットに接続するプロジェクトを除く
この記事では、無能でダメ系なITエンジニアで私が仕事中によくググってしまうことを紹介しました。あくまで私がよくググることではないので、有能なエンジニアの人や一般的な能力のあるエンジニアの人とはググることとは違うこともあるとは思いますので、エンジニアの方は自分と比較してみてください。
ダメ系ITエンジニアが仕事中によくググること7選
コマンド
例:git コマンド コミット取り消し
ITエンジニアではコマンドを打って業務することがあります。
例えば、gitでソースコマンドをpushするときやサーバーでlinuxのコマンドを打って操作したりなどがあります。
有能なエンジニアであればコマンドを覚えているので、ネットで検索しなくても直打ちでコマンドを打って業務を行うことができるのですが、私は無能なのでコマンドをド忘れてしてしまったり、そもそも知らなかったりしてググってしまうことが多いです。
例にあるgitのコミット取り消しは毎回忘れてしまって、何十回、何百回と今までググったことだろうか…。
難しいコマンドや滅多に使うことのないコマンドだったらググってもいいですが、よく使うコマンドであれば覚えてしまって直打ちできるようにしましょう。
ググっている時間だけ時間が無駄になるし、いちいち検索していては業務の効率も悪くなってしまいます。本番サーバーでコマンドを打つ際には検索なんてしてられませんし、検索しながら作業しているのを他のエンジニアに見られると

コイツ…効率悪いことやってんなー
と思われてしまうのは必至です。
エラー調査
例:NullPointerException
開発しているときや本番障害が発生したときにエラーログとして出力されていたエラーをググってエラーの調査を行います。
検索することで大抵のエラーの原因は分かって調査が捗りますし、検索ワードを変えることで精度も高くなるので、エラーを調査する検索力というのはエンジニアにとって大事なことになります。
従来はGoogleで検索することが多かったのですが、昨今ではAWS、Azure、GCPに代表される有名なクラウドサービスではリアルタイムで障害が発生することもありますので、X(Twitter)で検索することもあります。
英単語
例:会社 英語 翻訳
私はエンジニアとして無能なのですが、英語がほとんどできません。
どれぐらいできないかというと、会話はもちろん、英単語をスペルがほとんど分かりません。学生時代から勉強をサボっていたのもあって中学英語の内容すら怪しくて、直打ちで打てる英単語は限られています。
ITエンジニアのプログラミングは英数字で行いますが、変数名には英単語を付けることが多いです。
例にあるような会社にまつわる変数名を付けたくなった時に、私は会社の英訳である「company」を調べてから変数名に付けるようにしています。
現場のソースコードで見られがちなのが、変数名のスペルミスで適当につけてしまうと、その変数名を使った会社ID「comparyId」、会社名「comparyName」を増やしたくなったときに元のcomparyのスペルが間違っていたときにスペル間違いのまま作成するのか、それとも既存のスペルが間違っている変数名も修正するか、という選択に迫られてしまうことになります。
スペル間違いのままにするとプログラマーとしては気持ちが悪いですし、修正する場合は修正箇所が多かった場合は地獄ですし、修正後に問題なく動作するかリグレッションテストをしなければならないので余計な工数をかけてしまうことになります。
特にWeb系のシステムであればデータベースのカラム名のスペルが間違っていた時は悲惨でSQLでカラム名を変更して、他システムへの影響は?ということになり、結局スペルミスしたまま放置されてしまうことになります。
そのため、よくググってコピペはダメだということを聞きますが、英単語だけはコピペして正しい英単語を変数名として付けるようにしましょう。大体のスペルミスの原因は英単語を知らない人が私と同じようにググったまではしたけど、翻訳された英単語を直打ちしてそれが間違っていたということはよくあることです。
プログラミングの構文
例:if文 書き方 Python
ブログラムの構文は言語ごとに異なります。
条件文に代表されるif文の書き方でも以下のように異なります。
- Java
if (条件式){
処理1
}else{
処理2
}
- Python
if 条件式:
処理1
else:
処理2
- Ruby
if 条件式
処理1
else
処理2
End
このように、他のプログラミング言語のif文でコーディングしまうと、例えば、JavaでRubyのif文の構文を書くと実行エラーになってしまいます。
もともとプログラミングスキルがある人が新しい言語の学習をする際や、業務で未経験言語を習得したいと思ったときにググることになります。
専門用語
例:エビデンス 意味
ITエンジニアの仕事では、専門用語が飛び交います。



テストのエビデンス取っておいてー
とPLに言われた場合、駆け出しエンジニアの人には聞きなれない言葉で



は?
となってしまうこともあるかと思います。
ちなみにこの場合のエビデンスの意味は、テストの証跡を残して欲しいということになりますので、Webシステムであればテストした結果の画面のキャプチャだったし、データベースに格納された値であったりします。
専門用語はIT業界のものだけではなく、要件定義書に記載された担当しているプロジェクトに職種に関することをググることもあります。
会計システムであれは「インボイス」、製造業のシステムであれば「アイドン」、歯医者のシステムであれば「メタルボンド」といったようにIT業界の専門用語は分かるけど、IT以外の専門用語について検索することはベテランのエンジニアであってもよくあることになります。
ランチ
例:東京駅 ラーメン
エンジニアといえばエンジニア飯ということで、午前中に仕事をしてお腹がすいて



お昼ご飯を何にしようかな?
と職場近くでランチが食べれることを探すことが多いです。
例の東京駅のラーメンといえば、ラーメンストリートがありますね。
私は二郎系ラーメンが好きなのですが、六厘舎のつけ麺も美味しいですね。
趣味
例:ゲーム ドラクエ3 攻略
仕事のちょっとした息抜きに自分の趣味に関することをググってしまうことがあります。
基本的には業務中は業務以外のことをやってはいけないませんし、業務PCだと管理者の検索履歴に残ってしまいますし、セキュリティに厳格な現場だと閲覧したサイトによってはアラートが飛んで来たりしますので、業務PCで自分の趣味のことをググるのは絶対に止めましょう!
趣味のことをググるときは自分のスマホで……、いや、業務中はダメですよ。休憩時間の息抜きでお願いします。
まとめ
この記事では、ダメ系ITエンジニアの私が仕事中によくググること7選について紹介しました。
ググるという検索力はエンジニアにとって大事なことになります。
特にエラーが発生したときに調査するのはプログラマーでも保守・インフラ系のエンジニアでもよくあることですので、検索力は鍛えておきましょう。
ただし、プログラミングで使用する英単語の変数名やgitやlinuxのようなコマンドを打つことにいちいちググっていたら効率が悪くなってしまうので、覚えるようにしましょう。