昔いたブラック企業で最悪だった習慣5選

  • URLをコピーしました!

習慣とは、ある事が繰り返し行われた結果、その事がしきたりになることをいいます。

会社にはしきたりとして習慣があるものです。それはどんな会社であっても。

習慣には良い習慣もあれば悪い習慣もあります。

この記事では、私が過去にいたIT企業で最悪だった習慣を5つ紹介します。

ぜひ自分の所属している会社の習慣と照らし合わせて読んで頂けましたら幸いです。

目次

昔いたブラック企業で最悪だった習慣5選

1. 社内泊

昔々の話ですが、会社に泊まり込んで仕事をするということが当たり前の会社にいたことがあります。

泊まり込みと言えば、炎上プロジェクトが真っ先に頭に浮かぶと思いますが、炎上プロジェクトというよりは無能で頭のネジがぶっ飛んでいたPMだったことが泊まり込みとなってしまう原因でした。

そのPMはなぜか会社に住み込んでいる人でした。お金がなくて住む家がないからというわけではありません。賃貸で借りている家があるのにです。それなのに自宅に帰らずに24時間会社に住んで床に寝ていました。

仕事が忙しすぎて会社に住んでいる人は聞いたことがありますが、それなら理解はできますし、むしろ尊敬できます。私は無能だしプライベートの時間も欲しいし、そんなに仕事に情熱を持っていて仕事をバリバリこなす有能な人ではありませんから。

しかし、その会社に泊まり込んでいたPMは仕事をやっていたのではなく、平日の夕方はギャンブルに出かけていたし、日中は仕事をしていると思いきや床で寝てたので、ただ会社に泊まっていただけでした。それで会社に泊まり込むのは意味不明でした。

その人がそうしたいんだったら勝手にやっている分にはいいか?と私は横目で見ていたのですが、その人のプロジェクトに参画することになってしまってからが悲惨でした。

そのPMは独裁者の面を持っていたので、まずはプロジェクトに参画した日から私を含めたプロジェクトメンバーは会社泊することになって床で寝ることになりました。

そして夜型人間のPMと同じように日中は休んで夜7時~朝7時頃まで仕事をする生活になりました。そして、会議室で3食みんなで弁当を食べる生活になりました。シャワーは会社のものを使うようになりました。

1週間経過してメンバーの顔を見ると髭がボーボーで死んだ魚の目をするようになりました。

1日中会議室の中にいて床に寝るような生活をしていたのでパフォーマンスは最悪で集中力は限界突破していました。

土日は辛うじて家に帰れていましたが、独裁者のPMの気分次第で土日も連泊することも…。

……今だったら問題になるような昔々の話なのですが、エンジニア歴10年以上の私が振り返ってみても無能なエンジニアとしても仕事の内容は難しいということはなかったと思います。難易度や仕事量は毎日定時で帰れている今の客先常駐先の方が遥かに上です。なので、ITエンジニアとして何のスキルも身に付きませんでした。強いて言えば、体育会系だったので「忍耐力が付いた」ということでしょうか?

それなのに夜型生活を強いられて会社に泊まり込まなければいけないという悪習は地獄以外の何者でもありませんでしたので、二度と頃の生活には戻りたくないです。

2. 罰金

超体育会系パワハラ上司の下に仕事をすることになったときのことです。

私はミスして怒られるということを毎日のように繰り返していて負のスパイラルに陥っていました。

そんなある日、私ミスが止まらないので罰金箱を私の机の上に置いて1回ミスをしたら〇〇〇円というように罰金制にしました。

その日から罰金としてお金を入れるようになったのですが、ミスが怖くなったし、ミスをしたら罰金をしなければいけないという理不尽なことにやる気がなくなってしまい、さらにミスを繰り返すようになりました。

誰が仕事でミスをして罰金して「次は頑張るぞ!」という気持ちになるでしょうか?

労働基準法であれば、仕事で罰金されることは法律違反になるようですが、これも昔々の話で当時の私にはそのような知識もなかったので上司に従うしかありませんでした。

結局、その会社は自分から辞めることになったのですが、罰金箱は中身が入った状態で最終日に自主回収して辞めました。

3. 勧誘

ある会社に新入社員として入ることになりました。

そのときに教育指導員として付いた先輩から会社の説明を受けることになりました。

第一印象は面倒見の良い優しいという印象を受けたのですが、教育最終日の3日目に定時で帰宅しようとしたとき、「今日この後時間ある?夕食一緒に行きませんか?」と声をかけられました。

コミュ障だったので飲み会のようなイベントは極力避けるようにしていたのですが、入ったばかりの会社の先輩だから断れないしなぁ…ということで先輩に付いていくと、その場所は居酒屋ではなく、ある団体の施設でした( ^ω^)・・・。

私は団体には一切興味なかったのですが、施設で夕食を食べたりしてその日はそれで帰りました。

次の日にその先輩から鬼電が来たのですが、基本は無視することにしました。

後から聞いた話だと、その会社に入るとその先輩が新入社員を勧誘することが通例になっていたようでした。

なぜ会社はそれを容認して懲戒解雇していなかったのか?は分かりませんでした。勧誘した人は教育指導員になるぐらいだからその会社では有能だったのか?どんな理由であれ回遊されたことをきっかけに辞めてしまう人もあるかもしれないので、新入社員に勧誘する行為はよくない習慣となるでしょう。

ちなみに私は団体が悪い習慣であるとは言っていませんし、否定もしていません。やりたい人はやればいいと思います。

4. 電話応対

以前にITエンジニアとして働いていた会社では自席に電話があって電話がかかってくると〇コール以内で電話応答しなければならないという習慣がありました。

これが私にとってはかなりストレスで、自分が今やっている仕事とは関係ない他部署の電話応答をしなければならないので、プログラミングが中断することが多く、自分の仕事に集中できずに嫌な習慣でした。

しかも電話に出ると大概は営業部署宛ての電話で、営業の人はその場におらず、折り返しかける旨を伝えた後に、その営業の人に個別にかけなければなりませんでした。

このようなことを繰り返していたのでストレスは溜まるし、自分の仕事は長時間止まるし、私にとっては最悪でした。

この悪習も昔々の話なのですが、今の時代は、電話対応を丸投げできるサービスがあるらしいので、自分の業務に関係のない電話応答をしなければならない習慣のある会社は減ってきているようです。

5. 理念唱和

会社には理念や社訓があります。

企業の持つ価値観や社会的役割を示すもので社員が一体となって仕事をする上で会社の理念の共有は必要です。

それは分かるのですが、私が以前にいた会社は社訓と呼ばれる厚い冊子を週一で会議室で全社員が口に出して読むという習慣がありました。

社訓には社員が守るべき理念・心構え・行動指針などが記述されていて、全てを読むのに15分程度かかります。

理念や社訓が大切なのは分かりますが、私は悪い習慣だと感じました。

一字一句同じ内容を読むだけなので無駄だし、毎回読んでも頭に入ってこないので無駄だし、社訓を守れたこと・守れてなかったことを振り返るわけではないので無駄だし、週一で15分かけて読むのは時間の無駄ですし、とにかく無駄だと感じました。

その時間を無駄だと感じてしまうからお前はダメ系無能なエンジニアなんだと言われてしまったら何も言い返せません。仕事で困ったことがあったときに「そうだ、企業理念に合った通りにやってみよう」ということになるかもしれないですからね。なので、洗脳という意味で理念唱和には意味はある行為なのかもしれませんので、必ずしも悪い習慣とは言えないかも…。

まとめ

この記事では、昔いたブラック企業で最悪だった習慣5選について紹介しました。

どれも遥か昔の話なので、令和の時代では珍しい習慣なのではないでしょうか?

個人的は会社に泊まり込むのがワーストで最悪だった習慣でした。二度とあんな生活やりたくないですし、今だったらいろんな会社を経験していますので速攻で辞めて他の会社に行きます。

また、ミスをしたら罰金する習慣や団体に勧誘するような会社は違法性があるので、労基に駆け込むことを今の自分だったら検討するかもしれません。

あくまで紹介した習慣5選は私がいたIT企業の話なのですが、SNSやテレビ等のメディアでも悪い噂の会社の話を聞くことが未だによくありますので、まだまだ世の中には様々な業種で悪い習慣で溢れかえっているのかもしれないですね…。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無能なダメ系ITエンジニアです/❌勉強せずサボってたので仕事ができないSE/❌プログラミング苦手/❌設計できない/できることはコピペとスクショ/IT業界歴10年以上の経歴で無能なエンジニアの末路/ブラック企業に在籍していた時の裏話/SES派遣やIT業界の闇などの話を中心にダメ系ITエンジニアのブログを執筆中。

目次