地方のエンジニア新卒採用の倍率が高すぎて無理だった話

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突然ですが、あなたは東京出身者ですか?それとも東京以外の地方出身者ですか?

ITエンジニアに新卒採用で最初になるときに悩みの種となるのが、就職する会社になるのではないでしょうか?

この記事では、地方出身者の私が地方のエンジニアに新卒でなりたいと思ったのですが、倍率が高すぎて無理だったについて紹介します。

特に無能なのに地方のIT系企業に新卒採用で入社したいという人は覚悟して読んで頂けましたら幸いです。

目次

地方出身者の葛藤

私は地方の出身でかなり田舎に住んでいました。

東京都内とは違って地方には地方のメリットがあります。

1つ目のメリットは、家賃がかからないことです。都内に住んでしまうと1Kでも安い場所でも5万以上かかります。5万は全然安い方で狭かったり、築年数が経過してボロかったりするので、立地にもよりますが、それなりの賃貸で7~10万かかるのが平均ではないでしょうか?

でも、地方は一人暮らしをしたときしても田舎の方なら3万円代で住めるところがありますし、それで6畳、さらに1部屋ついていて、風呂トイレ別という良物件は多数あって、都内と比べると明らかに安くて広くて快適な賃貸物件に住むことができます。

……というより、地方は地元なので、実家から車を使って通うことが可能になるので、賃貸を借りる必要がありません。

ダメ系

つまり、家賃0円、ゼロゼロゼロゥ!圧倒的ゼロです。

初任給が20万だとしたら都内に住んだら家賃だけで半分飛び、食費光熱費合わせてほとんどが飛んでしまいますが、地方なら実家のお金を入れなければ家賃はゼロ、食費、光熱費も自分で払う必要がないので、貯金を貯めることできます。

これだけ聞くと、地方出身者が都内で働くことが馬鹿馬鹿しく思えてしまいます。

私はこの住むのにお金がかからないというのが地方の地元で働きたかったという理由の一番の理由でした。

さらに車も実家であれば、駐車場代もかからないですし、自分の車を持つということに憧れもあったので、地方で車を乗り回したかったですね。

2つ目のメリットは、地元には小学校時代、中学校時代からの友達がいるというのも大きかったです。

私は超絶コミュ障なので、友達がほとんどいません。……嘘です。ほとんどではなくて、全くいません。

唯一、友達と呼べるか分かりませんが、たまに会って話すことができるのは地元の幼馴染の友達しかいませんので、たまに遊びたい人がいる地元には住みたかったです。

そして、私は大学で就職活動を開始と同時に地方のIT企業で新卒採用されて働くことを目指して動き始めたのですが…。

倍率が高すぎる

地方のエンジニアを採用しているIT企業はとにかく倍率が高すぎました。

倍率が高い要因は、大きく分けて以下の2つにあると思います。

  • 企業が少ない
  • 採用人数が少ない

エンジニアを採用している企業の数がほとんどありませんでした。

今の時代はITが普及して増えてきていますが、私が新卒採用を目指していた20年前はそれほど普及していなかったこともあって、10はありませんでした。

今はもっとありますが、当時でも10はないって嘘だろう?と思われるかもしれませんが、本当に10はなかったと思います。IT企業自体はもっとあったかもしれませんが、新卒は採らずに中途のキャリアしか採用していなかったり、工業高校の高校生は募集していたけど、大学生は採用していなかったり、などの理由で少なかったんだと思います。

都内のエンジニア企業は自社開発よりもSESエンジニアとして客先常駐エンジニアの比率の方が圧倒的に多いと思われます。

地元のエンジニア企業の特徴として多かったのが地元に特化しているということで、客先常駐エンジニアではなく、地元の住み慣れた場所でエンジニアとして働くことができるということで、地元でエンジニアになりたいという人には絶大な人気があって応募者は多かったんだと推測されます。それなのに採用人数は3人が最大だった記憶があります。

地元には国立の大学があって、情報系の学部がありました。他には専門学校もありました。私立を含めて複数のプログラミングを学んだ情報学部の学生がその少ない企業と少ない採用者数で競い合うことになりますので、倍率はとんでもなく高いことが分かります。

ちなみに私は地方外からの大学からの応募であったし、学生当時から無能だったので、成績は悪い方だったので、倍率が高いかつ、優秀で地元で働きたいという学生に太刀打ちできるわけないことは採用試験を受ける前から分かっていました…。

一次試験で落ちました

私は数少ないエンジニアを募集している企業を複数受験しましたが、結果、1次のSPI筆記試験で落ちました。受けた企業全てです。

なんと……面接にすらたどり着くことができませんした。

SPIが苦手だったこともありますが、100人以上の応募があったとして全員面接で見ている時間は企業にもないので、相当人数を絞っていたんだと思うので、筆記試験の段階で100人以上中上位10人というような確率だったのではないか?と推測します。

筆記で倍率が高くてさらに面談はその優秀な人の中からなのだから、都内の一流企業に入社するに匹敵するぐらい難しかったのではないか?と私は勝手に思っています。

もしも採用になっていたら…

どう間違っても私が地元の企業に新卒採用で入社するということはなかったでしょう。でも、もしも採用されていたら20年経って今どうなっていたのか?それだけは分かります……。

まず、3年は持たずに退職していたと思います。

個人的な話をすると、私は人間関係リセット症候群なので、1つの会社で同じ人と長年働くことは無理です。プロパーとして中途採用で入社できたときも1年は持ちませんでした。

現在は、SESエンジニアとして客先常駐エンジニアをしていますが、長期の案件で延長されても5年が限界で転々とするようにしています。

新卒採用されて地元で同じ会社で定年まで40年以上は絶対に無理!コレだけは言えます。

このことが言えるのは、私だけではないのでは?と思っています。

というのも、20年前に応募した1社については企業名を覚えていたので検索してみると現在も存在していました。そして今も新卒採用を3名ほどしていました。

しかし、従業員数は当時も今も変わらず50人弱のままでした。

新卒採用で3人。

計算してみると………

3人×20年=60人

この20年間で60人は増えた計算なので、50人+60人(新卒採用)で110人になっていないとおかしい計算になりますが、変わっていないということはそれだけ辞めていないと計算が合わないことになります。部署が異動になった可能性はありますが、それでも会社の規模は大きくなっていないし、成長しているようには思えませんでした。

20年間存在しているということは会社自体が地元ということで取引先も昔ながらの付き合いで安定はしているのでしょうが、会社が成長して規模が増えているようには思えませんでした。

そのため、新卒採用した人は上記の会社では定年まで働くということは稀で何らかの理由でたった数年で辞めて他の企業に転職してしまったと私は推察します。

相当な倍率を勝ち取って新卒採用された人が辞めてしまうのだから、無能な私なんかが入っていたら3年どころか1年は持たなかったでしょうね?

まとめ

この記事では、地方出身の私が地方のエンジニア新卒採用の倍率が高すぎて無理だった話を紹介しました。

私が出身の都道府県が特殊だったかもしれませんし、今から20年以上も昔の話なので、現在は状況が変わってきている可能性はあります。フルリモートワークも普及したことで地方から都内のプロジェクトに参画しているエンジニアの人は確実に増えていますし。

それでも、地方に特化したエンジニアを採用しているIT企業に就職するというのは企業数の少なさと、採用人数の少なさで、倍率が高いとは今も昔も変わらないと思うので、もしも大学を卒業して地元でエンジニアとして働きたいという人は相当な優秀で有能な人ではない限り、入社することは難しいし、筆記試験すら通らず面接までに辿りつくことができない可能性が非常に高いと思いますので、覚悟しておいたほうがいいでしょう。

もし、本気で地元でエンジニアとして働くことを目指したいのですが、遊びはほどほどにして勉強やサークル活動に本気で取り組んだ方が良いでしょう。

エンジニアを経験したことがある転職者向けになりますが、過去記事で面接を突破するポイントをまとめた記事を執筆しておりますので、面接まで進めた方は参考にしてみても良いかもしれませんので、最後に載せておきます。

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この記事を書いた人

無能なダメ系ITエンジニアです/❌勉強せずサボってたので仕事ができないSE/❌プログラミング苦手/❌設計できない/できることはコピペとスクショ/IT業界歴10年以上の経歴で無能なエンジニアの末路/ブラック企業に在籍していた時の裏話/SES派遣やIT業界の闇などの話を中心にダメ系ITエンジニアのブログを執筆中。

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