エース級のエンジニアが自分の所属していたプロジェクトを辞めてしまったことはありますか?
ところでエース級のエンジニアというのは、以下の記事に書いたようなスーパーエンジニアのような有能なエンジニアのことです。

……とはいえ、上記の記事で紹介しているエンジニアというのは、一般的な有能なエンジニアのさらに上のレベルで滅多にいない希少で特殊ケースになりますが、プロジェクトのなかにはエース級のエンジニアが一人でプロジェクトを回してしまっているケースもありますので、エース級のエンジニアがプロジェクト抜けてしまって残りのメンバーが私のような燃えカスで無能オブ無能しかいなかった場合、瞬く間に炎上プロジェクトに発展してしまうケースも珍しいことではありません。
そのため、プロジェクトメンバーはもちろん、クライアントは必至でプロジェクトを抜けさせないように必死で引き留めをすることになるのですが、本人の意思が決定してしまっている場合には止めることができずに後の祭りということになります。
この記事では、そんなエース級のITエンジニアがプロジェクトを抜けてしまう理由を5つ紹介します。
ちなみに私は無能なエンジニアですが、過去にこの記事で紹介するような理由でプロジェクトを辞めてしまった有能なエンジニアがいて苦労した経験があります。
エース級のITエンジニアがプロジェクトを抜けてしまう理由5選

1. テレワークが廃止になる
2020年に新型コロナウイルスが流行したことで、あっという間にテレワークという働き方が広がりました。
特にIT業界はパソコンをメインでプログラム開発をしたり、設計書を作成したり、テストをしたりしますし、メンバーとのコミュケーションや会議も音声通話やビデオ通話もリモートで行うことが可能なので、テレワークという働き方はITエンジニアにとって通勤不要で人気のある働き方として定着してきたといっても過言ではないでしょう。
そんな中、イーロンマスク氏といった有名な経営者でテレワークは仕事の効率を悪くする、テレワークは人間的な働き方ではない、テレワークは悪だ、と言及して「テレワーク廃止」を推進する企業が増えています。

テレワークが爆発的に普及した理由が新型コロナウイルスの感染症防止であったはずなので、テレワークが衰退していくのは日常が正常化してきたという証拠でもありますので、良い事なのかもしれませんが、わざわざ通勤の便は悪いけど家賃の安い田舎に引っ越した人や好んでテレワークという働き方をしている人にとって出勤しなければならないというのは嫌なことです。
もし、テレワークのプロジェクトだったのに「年度が切り替わる4月からテレワークを廃止します」ということになってしまった場合、それをきっかけにプロジェクトを離脱してしまうということは十分にありえます。
特にエース級で有能なエンジニアがテレワークを好んでいる場合には、他のプロジェクトから引く手あまたなので、テレワークを廃止するプロジェクトは抜けて、同じくテレワークのプロジェクトにスライドしてしまうことになってしまいます。
2. 適切な評価がされない
有能なエンジニアであればあるほど、単価が高く貰える給料が高くなる……というわけではありません。
スキルの低い無能なエンジニアであっても参画したプロジェクトの案件単価がたまたま高くて還元率の良いSES企業に属していた場合、給料が高くスキルが高いエンジニアを超えてしまうことも珍しい事ではありません。
エンジニア同士でランチや飲みの場で自分の給与の金額を話すこともあります。
その際にエース級のエンジニアが

なんでダメ系のような無能よりスキルが高いPLもやっている俺の方が低いんだ!
という真実を知ってしまったときにはエース級のエンジニアがより収入の高いフリーランスへの転向を考えたり、引き抜き案件への転籍を考えてプロジェクトを抜けてしまう可能性がありますので、自分の給料の話は同じプロジェクトメンバー、特に辞めて欲しくないエース級のエンジニアの方にはしないようにした方が良いでしょう。
3. 社内業務が多い
SESや人材派遣、業務委託契約のように自社からクライアント先に出向しているITエンジニアの場合、出向元の企業の方針によっては社内業務が多かったり、月1の帰社日というイベントがある場合があります。
私もかつてSES企業に在籍していたときは、社内メンバーでチームを組まされて、そのチーム内で勉強会の活動をやらされたり、新しく入社した社員の教育をやらされたり、月1の帰社日では自分の興味のあるトレンドの技術についてパワーポイントで説明をさせられたり、帰社日の終わりにはほぼ半強制的に居酒屋で飲み会という恒例の行事が行われたり、大変でした。
正直、以下の記事に書いておりますが、私は帰社日というイベントが嫌いですし、社内業務も会社によってはほぼ無償でやらされるようなことがあり、不毛の産物だと私は思っています。


その嫌な社内業務がきっかけで会社を辞めたこともありますので、有能でエース級のエンジニアが社内業務を嫌で辞めることを決意してしまった場合、プロジェクトも同時に抜けてしまうことになってしまうでしょう。
4. 通勤の便が悪い
私が以前に参画していたプロジェクトでエース級のエンジニアが辞めたことがありました。
本人に理由を聞いてみたところ、「通勤で片道1時間かかるから」というものでした。
他に理由は?と聞いてみたのですが、「他にはないよ、通勤に疲れた」と返答が返ってきました。
当時はテレワークがコロナ禍以前で普及していなかったですが、通勤に疲れたという理由だけでエース級のエンジニアがプロジェクトを抜けてしまったら勿体ないことですが、通勤はテレワーク勤務になるか?本人が引っ越すか?の二択でしか解決はできないので、どうしようもできない理由で抜けてしまうということも…。
5. 業務内容に不満がある
エース級のエンジニアであれば、仕事ができるので、プログラミングが得意であれば、モダンで新しい技術を追求したいというのが有能なエンジニアである証だと思います。
それなのに猫の手も借りたい炎上プロジェクトに参画された挙句、誰にでもできるようなスクリーンショットでエビデンスをエクセルに貼るようなテストや作業を永遠にやらされたり、エンジニアをしての技術スキルが全く付かない雑用をやらされたりしたら、エース級のエンジニアにとっては手持ち無沙汰になってしまって、開発をやりたいという理由でプロジェクトを撤退することになってしまう確率が高いと言っても良いでしょう。
まとめ
この記事では、エース級のITエンジニアがプロジェクトを抜けてしまう理由5選について紹介しました。
プロジェクトを一人で回しているようなエース級のエンジニアが抜けてしまうと、残されたメンバーはとても苦労することになります。
私の体験談ですが、エース級のエンジニアが辞めたときは頼るべき人がいなくなってシステム障害が起きたときは対応方法が分からなくて苦労したり、毎日不安でうつ状態になりかけたことがあります。そのような状態になってしまうと何が起きるかというと、「俺も!俺も!」というようにドミノ倒しでプロジェクトを撤退する人が増えてしまいます。そうなってしまったときはクライアントが別のエース級のエンジニアを引き抜いて継続できるように増員を図ると思いますが、別のプロジェクトにいた人なので、キャッチアップに時間がかかってしまいます。
エース級のエンジニアが辞めることを引き留めることも大切ですが、一度辞めると決意したら止められないし、フリーランスになりたいといったような前向きな行動は祝福すべきことでもありますので、私のような無能でダメ系エンジニアは他人は他人で自分がエース級のエンジニアになれるようにスキルを磨いて勉強したり仕事に励んで、エース級のエンジニアがプロジェクトを抜けても大丈夫と言えるようにしておくことが大切なことだと私は思います。








