派遣SEや常駐派遣エンジニアをおすすめしたい5つの理由

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派遣SEや常駐派遣エンジニアはやめとけ!というキャッチフレーズをよく目にすることがありますが、私は自社開発や社内SEにはないメリットや魅力を感じています。

この記事では、派遣SEや常駐派遣エンジニアをおすすめしたい5つの理由について紹介します。

目次

人間関係をリセットできる

派遣エンジニアやSES準委任契約エンジニアで良かったと思うのが、人間関係をリセットできることです。

常駐派遣エンジニアには契約期間があるので、同じ現場で働き続けることは永続的なことではなく、短い案件だと1~3か月で契約を切られてしまう現場もありますので、せっかく苦労して築き上げた人間関係がなかったことになってしまうがデメリットになりますが、逆に言えば人間関係リセット症候群の人にとっては、メリットになります。

特に友人や親戚であれば人間関係をリセットするのはLINEをブロックしたり、SNSを退会したり、物理的に何らかの手段を講じなければ難しいですが、前職場の人間関係であれば仕事の関係の繋がりですし、セキュリティの問題もあるので、人間関係のリセットという観点から切りやすいと言っても良いでしょう。

現に私の場合は、常駐派遣エンジニアとして幾つもの案件を渡り歩いてきましたが、前職の人とは一切連絡を取っていません。

仲の良かった人もいましたが、私自身が人間関係リセット症候群であることもあるので、連絡が来てもあからさまな無視や既読スルーをしない程度に極力連絡を取らないようにしてリセットしています。

案件が変わるごとに人間関係を築き上げることは大変ではありますが、飽き性な新鮮で案件の内容だけでなく、新しい人間関係の構築も楽しむようにしています。

チームメンバーやPL・PMが性格の悪い人やひねくれた人、自分とは性格の合わない人がいるハズレ案件に当たってしまったときに後悔してしまうこともありますが……。そのときは「また案件を変えればいいじゃん」と楽観的な考えでいるようにしています。

いざとなったら逃げられる

常駐派遣エンジニアは契約期間があるので、公務員のように職が安定していないと言えますが、逆にいえば、契約期間で職場を転々とすることができるので、飽き性な人や新しい刺激を求めている人には魅力であると言えるでしょう。

私の場合は、飽き性なので定期的に職場を変えたいという葛藤が生じることがありますし、仕事の内容によってはうつ状態になる傾向にあるので、そういった気持ちになったときに案件を変えられるのは、プロパーなど安定した職場で働いていて職場を変えることが難しい人と比較するとメリットだと思っています。

私はダメ系ITエンジニアでPMやPLといったポジションの仕事をできるスキルがなく、マネージャー職と比較すると責任が少ないため、「いざとなったら案件変えたるで!」という気持ちでいるようにしています。

こういった考え方はあまり良くないことは重々承知ですが、あまり思い詰めてしまうと私自身がうつ病を発症しまったり、最悪な選択肢を選んでしまうぐらいなら逃げられるという選択肢もあるというのは大事なことだと思います。

ただし、気を付けなければいけないのは、常駐派遣エンジニアには契約期間があるので原則として契約期間内の契約解除はできないということです。派遣元と派遣先が合意できる理由があれば契約解除や契約破棄をできるかもしれませんが、バックレて逃げてしまうと最悪の場合、損害賠償請求される可能性があるので、勝手にバックレはしないようにしましょう。

様々な経験ができる

ITエンジニアはプログラミングだけが仕事でありません。

一般的なウォーターフォール開発であれば、要件定義や設計書を作成したり、テスト仕様書を作成してテストを実施したり、運用保守でデータベースをメンテナンスしたり、会議の議事録を書いたり、顧客折衝したり、チームメンバーの進捗状況を管理したり、役割にもよりますが、とにかくいろいろやることがあります。

常駐派遣エンジニアでプログラマーとして案件を転々とした場合でも、ソースコードが綺麗な現場もあれば汚い現場もあれば、モダンな最先端の技術を積極的に採用している案件もあれば、サポートが切れてるんじゃね?いつのバージョンだよ?というJavaの古いバージョンを使っている現場もあれば、ウォーターフォール開発で長い期間をかけて設計、製造、テストをしている現場もあれば、アジャイル開発のスクラムでスプリントを組んで短いサイクルで開発を回している現場あります。

中にはプログラマーと派遣されたのに、炎上プロジェクトに投入されてしまってテストしかやらせてもらえなかったりすることもあります。

私の場合は設計~製造までを実施するエンジニアと派遣されたはずだったのに、テスト仕様書の作成と実施を気づいたら1年間やっていたこともあって、その期間はひたすらエクセルペタペタを繰り返していました。

エクセルペタペタのスキルは付いたかもしれませんが、ITエンジニアとしてのスキルは何も身に付かなかった期間であったと振り返っても思います。

他にも開発用PCとしてWindowsを使う現場もあれば、Macを使う現場もあれば、Linuxオンリーの現場もあります。

こういった様々な経験は退職やリストラでもされない限り、永久的に同じ部署・同じ環境で働く人には得ることができない、派遣型エンジニアの醍醐味と言っても良いでしょう。

IT未経験からスキルを身に付けられる

ITエンジニアは未経験で募集している会社がよくあります。

これは常駐派遣エンジニアが人材不足である企業が多いというのがありますので、逆手をとって未経験エンジニアとして未経験でも比較的に入りやすいテストエンジニアやプログラマーとしてスキルを付けることができます。

IT業界未経験の駆け出しエンジニアとして常駐派遣エンジニアでスキルを身に付けることができれば、自社開発エンジニアや社内SEを目指すことやPL・PMといったマネージャー職に昇格することで収入アップを目指すことだってできますので、努力次第でキャリアアップすることができる常駐派遣エンジニアは未経験エンジニアにとって可能性を広げてくれる職種といっても過言ではないでしょう。

ただし、未経験エンジニア募集の会社であっても経験者を比較されてしまうと不利になってしまうので、スクールに通ってスキルを身につけてポートフォリオを用意したり、ITパスポートや基本情報技術者などIT系の資格を取得したり、採用面接で受け答えできる最低限のITの知識は勉強しておいた方がよいでしょう。

労働時間が決まっている

SESの常駐派遣エンジニアでは、契約の労働時間が140~180時間程度で決まっているので、炎上プロジェクトでなければ残業時間は少ない傾向にあります。

昨今では常駐派遣エンジニアだけの話ではありませんが、労働基準法の見直しによって2024年4月1日以降は時間外労働の上限は原則とされておりますので、月45時間・年360時間で特別の事情がなければ超えることができなくなっております。

ちなみに派遣SEと客先常駐エンジニアでは労働時間の決まりに違いがあって、派遣SEは派遣先企業の指揮命令に従って派遣先企業の労働時間となり、SES契約では指揮命令権が所属会社にあるので常駐先の労働時間に合わせる必要はありませんが、私の所感ではSES契約であっても派遣先企業の労働時間に合わせることが多いです。

とはいえ、最近渡り歩いた常駐先は炎上プロジェクトでなかったので、残業をすることはほとんどなく定時上がりでした。

昔々に請負って自社で開発していた会社は、泊まり込みで1週間土日関係なく、会社に缶詰だった超炎上プロジェクトでは労働時間という概念がなく、廃人になりかけました。

まとめ

この記事では、ダメ系ITエンジニアの私が派遣SEや常駐派遣エンジニアをおすすめしたい5つの理由について紹介しました。

派遣SEや常駐派遣エンジニアは契約期間があるので、短いスパンの契約であれば数か月でプロジェクトが終了してしまったり、予算やスキル不足などを理由に顧客先の都合で契約を終了されてしまうことが安定しているとは言えないかもしれませんが、案件が変わるごとに人間関係をリセットできたり、様々な経験ができたり、エンジニアとして魅力のある働き方であるとは私は思っています。

昨今の人材不足により、未経験エンジニアの人でもキャリアアップとして客先常駐エンジニアから入る人も増えてきておりますので、興味のある人は客先常駐エンジニアという選択肢も視野に入れてエンジニア人生を始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

無能なダメ系ITエンジニアです/❌勉強せずサボってたので仕事ができないSE/❌プログラミング苦手/❌設計できない/できることはコピペとスクショ/IT業界歴10年以上の経歴で無能なエンジニアの末路/ブラック企業に在籍していた時の裏話/SES派遣やIT業界の闇などの話を中心にダメ系ITエンジニアのブログを執筆中。

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