エンジニアは勉強し続けなければならない……こんな言葉を聞いたことはないだろうか?
この記事では、その言葉の真意をダメ系エンジニアの観点で考えてみました。
ちなみに私自身は勉強しません。
なぜ勉強をしないのか……、その理由についても後半で考えてみましたので、興味のある方はぜひ最後まで読んで頂けましたら幸いです。
ITエンジニアが勉強をし続けなければならない3つの理由

1. IT業界は技術の変化が早い
IT業界は技術の移り変わりが激しく変化が早いので、この前まではトレンドだった技術も使わなくなってしまい、陳腐化した技術になってしまうことがしばしばあります。
例えば、フロントエンドエンジニアが使う技術としてReact、Vue.js、Next.jsのようなモダンなフレームワークが主流になっていますが、私が20代の頃はそのようなフレームワークは存在していませんでしたので、素のJavaScriptやJavaScriptを簡単に記述することができるJQueryというライブラリを使用していました。
昔はJQueryが重宝されていたので、職務経歴書に書いておくと評価が上がって採用されやすかったですし、現場でもバリバリ使うことが多かったです。
しかし、今ではJQueryは動作が遅くなったり、プラグインが古くなっているなどの理由のより、脱JQueryが進んでおり、「JQueryが使えます」といったところで採用の可否にはほとんど影響がないといっても良いでしょう。
そんなわけでエンジニアは常に最新のトレンドをチェックして継続的に勉強し続けなければならないということです。
ちなみに、同じIT業界でも予算や人件コストなどを理由に業務系のWebシステムでは古い技術やフレームワークを使用しているプロジェクトもありますので、令和になってもJQueryを現役バリバリで使っている現場もあります。
2. 覚えることが多い
ITエンジニアといえば、「プログラミングができる」というスキルが必要になると思われる方は未経験の人や駆け出しエンジニアの人にいるでしょう。
しかし、ITエンジニアはプログラミングだけができれば良いということではありません。
開発手法によりますが、顧客からの要求を元に要件定義を作成する場合には顧客と、プログラマーは設計者とコミュニケーションを取るメンバーと話してプロジェクトを遂行していくことになりますので、コミュニケーション能力が必要になります。
他にもエンジニアはトラブルが起きたり、見積や調査で調べることは日常茶飯事なので多角的なスキルが必要ですし、PM(プロジェクトマネージャー)になるとメンバーを管理したり、顧客折衝があったりで一日中会議の日もあり、覚えることは山ほどあります。
そのため、一つの分野だけ特化していれば良いということではないので、覚えることが多く、勉強することは無限大になるといっても過言ではなく、継続的な勉強が必要になる職業と言えます。
3. 昇給や昇格のきっかけになる
勉強する人と勉強しない人ではエンジニアとしてのスキルに差が付きます。
普通に考えれば勉強すればするほどスキルが上がって評価され、プログラマー→システムエンジニア→プロジェクトリーダー→プロジェクトマネージャーへと昇格することで、確実に年収が上げることができるので、休日であっても勉強し続ける人は昇給や昇格といったキャリアアップに直結すると言っても良いでしょう。
ダメ系ITエンジニアが勉強しない4つの理由

私事、ダメ系ITエンジニアは勉強しないといけない理由が分かっていながら勉強しません。
……というかできません。
その理由についてご紹介します。
この記事を読んでいる皆さんは私のようなダメ系ITエンジニアにならないようにしてください。
1. 勉強をやりたくない
皆さんは勉強が好きですか?
私は嫌いです。
っていうか、学生時代に勉強が好きでやっている人はどれだけいただろうか?
学生時代は割と真面目な方だったので、授業中に寝た記憶はありませんが、勉強に興味はなかったので、先生の話は右から左へ流れていて、聞いていなかったに等しかったです。
家では勉強なんてテスト前の一夜漬けぐらいでしかしかことがなかったので、成績は中の下の方でした。
そんな勉強が嫌いで勉強してなかった人が社会人になってから急に勉強が好きになってするようになるわけがありません。
少なくとも私の場合は、エンジニアという仕事が楽しくてやっているというわけでなくどちらかといえば生きるために苦痛でやっている方なので、仕事が終わった後や休日なんてもってのほか、勉強するやる気なんておきませんし、集中力も持ちません。
2. 勉強しても身に付かない
これは私だけなのかもしれませんが、何度か仕事の勉強をしようと思ってしたことはありますが、業務で役に立ったことはほとんどありませんでした。
どちらかといえば業務をしている中で学んでいくタイプなので、休日に勉強しても自分の場合はスキルが身に付かなくてあまり意味がないので、勉強しない方が良いという結論に至りました。
……とはいえ、全く意味がないということにはならないはずなので、だから勉強していた人と差がついてダメ系ITエンジニアになってしまったんだろうなとは思っていますが。
3. 他にやりたいことがある
プログラミングが好きな人は休日であろうとなんであろうとスキルを身に付けることが楽しくて仕方がないんだと思います。
なので、私が勉強と考えている行動は勉強だとは思っていなくて好きだからやっている行為という考え方だから自然と知識をスポンジのように吸収してつよつよエンジニアになっていってるんだろうなと思います。
でもね、私にとって趣味でも特技でもないし、それを勉強だと思ってしまうし、休日は他にやりたいことがあるんです。
休日はベッドで寝転がってスマホでSNSやYouTubeを観ていたいし、ゲームだってしたいし、好きな漫画だって読みたいし、昼寝もしたいし、二郎系ラーメンだって食べに行きたい。
他にもやりたいことはたくさんある。
だから勉強なんて苦痛を休日にするなんてもってのほか。
こんな考えはエンジニアとしてクズだと自覚はしています。生まれてきてごめんなさい。
4. 家族を優先したい
独身時代だったらどんな行動をしようが好き勝手し放題だったが、家族ができるとそうはいきません。
妻との時間や子供と遊ぶ時間を大切にしたい。
家族と仕事どっちの時間が大事か片方だけ選べと言われたら、私は家族と答えますしね。
平日の仕事だったらまだしも、キャリアアップのきっかけにはなるかもしれないけど、貴重な休日に時間給が発生しない無償な勉強に割り当てる時間を使うくらいなら私は家族の時間に充てたいです。
まとめ
エンジニアが勉強し続けなければならない理由から私自身が勉強をしない理由について紹介しました。
私が考えるエンジニアが勉強をし続けなければならない3つの理由で説明したように、エンジニアとしては勉強しないよりはした方がいいに決まっていますので、皆さんは私のように勉強をしないエンジニアにならないように勉強を継続的にするようにしましょう。
さもないと私のようなダメ系エンジニアになってしまいますから。
最後に、勉強をしない理由の5つ目として「天才ですから」とスラムダンク風にカッコよく言いたかったんですけど……私は凡才以下のダメ系ですし、考え方がひねくれたクソですし、天才と呼ばれる人こそ興味を持って勉強しています(そういう人は趣味でやっているので、勉強とすら思っていないので楽しんでしている)ので、この記事を読んでいる人がエンジニアであるならば継続的に勉強するようにしましょうね。