子供が就きたい職業ランキングでIT関係の仕事はトップ10に入る人気があるというのはご存じでしょうか?
ITエンジニアの仕事は理系のイメージがあって難しいと思われがちですが、Webアプリケーションエンジニアであれば、四則演算ができれば十分で数学的な理系の知識は必要ありませんし、論理思考能力などのわずかな適性があれば、文系かつプログラミングが未経験の人でも十分なることができる職種だと個人的には思っています。
そこでこの記事では、子供がITエンジニアになりたいという夢を持った時にしたいことを6つ紹介します。
ぜひ、お子さんをお持ちのパパ・ママの親御さんは参考にして頂けましたら幸いです。
子供がITエンジニアになりたいという夢を持った時にしたいこと6選

1. 子供用のパソコンを買う
3歳の頃の記憶はありますでしょうか?
私はギリギリ記憶があるか?ないか?ぐらいで覚えていないというのが正直なところではありますが、3歳ぐらいから自我が目覚めてくる時期だと思われます。
さすがに3歳ではパソコンを使うことは難しいので、ITエンジニアになりたいという子供はそうそういないですが、昨今ではリモートワークの普及によって自宅で子供がパパやママが仕事をやっている姿を見て、「僕もパソコンに触ってみたい」という気持ちになることも珍しいことはないのではないでしょうか?
そこで子供用のパソコンを買ってあげて願いを叶えてあげるというのをやってあげたいです。
アンパンマンのパソコンが発売されていて、できることは知育系のゲームやひらがなのお勉強、おえかきなのですが、ちゃんとマウスとキーボードがついています。
キーボードはJIS配列キーボードなので、タイピングの練習にもなりますし、対象年齢である3歳から使うことができるパソコンの最初の一歩として適切なのではないでしょうか?
2. 書籍を買ってあげる
ITエンジニアといえばプログラミング、子供用のプログラミング言語といえば、Scratchが有名ですね?
ITエンジニアの業務では、JavaやPython、C++などを使うので、Scratchを使う案件というのは私は聞いたことはないですが、これから先のIT業界はノーコードが主流になっていく可能性もありますし、論理的思考力すなわちロジカルシンキングがより一層必要になっていくと思われます。
Scratchではそれが簡単に学べますので、子供がプログラミングに興味を持ったらScratchが分かりやすく簡単に学べる書籍を買ってあげたいです。

10才からはじめるゲームプログラミング図鑑では、Scratch 3.0対応版に対応していて、アクションゲーム、レーシングゲーム、迷路、音を使ったゲームといった8種類のゲームの作り方を学ぶことができます。
さらに色とりどりで分かりやすい図鑑で楽しみながらプログラミングに触れることができます。
作ったゲームはオンラインで公開することも書籍の中で解説されているので、書籍から興味を持って気づいたらゲームを作って友達やインターネットに公開するまでになっていたという子供の可能性にも期待ができます。
3. プログラミング教室に通わせる
子供の頃に塾に通ったことはありますか?
私は小中高と塾に通ったことはありませんでした。
小学校時代、中学校時代に塾に通っている人と塾に通っていない私を比較すると成績に大きな差をつけられてしまって、敵いませんでした。
塾に通っていない人でも凄い人はいたので、地頭の問題もあるとは思いますが、私は自宅で勉強するということができないので、塾に通っていたら強制的に勉強をしていたということになり、成績は通っていないときよりは良かったと思われます。
そこで子供がプログラミングに興味を持ったら、ヒューマンアカデミージュニアなどが主催しているこどもプログラミング教室というITエンジニア育成版の塾に通わせるということです。
書籍を買ってもすぐに飽きてしまったらすぐにプログラミング学習を辞めてしまい、ITエンジニアになることを諦めてしまう可能性が高いです。
自分に向いていないとそこで感じて他の夢を見つけることは全然ありなことだと思いますが、駆け出しエンジニアにありがちな環境構築が難しくてプログラミングに行く前に断念してしまうというようなことが子供に起きてしまったらそれは非常に勿体ないことです。
そうならないためにもプログラミング教室に通わせて講師の人から適切な指導の下、プログラミングに没頭してもらうというのは、親としては塾に通わせる感覚で良いのではないでしょうか?
4. はじめてゲームプログラミングを買う
昔にファミコンなどのゲームを「勉強をちゃんとするから」という理由で親から買ってもらった経験がありますでしょうか?
今の時代は知育系のソフトや本格的に学校の勉強が学べるソフトが数多く出ているので、「ゲームで勉強するから」という理由も通る時代になってきました。
プログラミングを学ぶソフトとしてお勧めしたいのはニンテンドースイッチのはじめてゲームプログラミングです。
ゲームは遊ぶもので遊ぶのが楽しい……だけでなく、作るのも楽しいという目的で制作されたソフトで誰でも簡単にノードンとノードンを繋げてイベントを発生させることができ、視覚的にも分かりやすくプログラミングを学ぶことができます。そしてオリジナルのゲームを作ることができます。
どうしてもニンテンドースイッチではゲームをやりっぱなしになってしまいがちになってしまいますが、こういった知育系のソフトでブレイクタイムとして子供に興味を持ってもらってプログラミングの学びにもつながるので、ニンテンドースイッチを持っているなら興味を持ってもらうきっかけとしていいのではないでしょうか?
5. キッザニアでエンジニアの体験をさせてあげる
キッザニアといえば、様々な職業を体験できるテーマパークのような施設なのですが、2020年以降、小学校でプログラミング教育の必修化がスタートしたことで、キッザニアはこどもたちがプログラミング的思考を身につけて、時代の変化を生き抜くことを目指したプログラミング体験が実施されていました。
大人も一緒にプログラミングが体験できるということもあって、キッザニアという場所で一緒に学べることがいいことだと思います。
残念ながら過去に開催されたイベントになりますが、キッザニアでは定期的に様々な職種が体験できるイベントが増えています。
ITエンジニアのプログラミングコースやAI、IoTといった子供が興味を持つ職業体験は増えていくことが予想されますので、ぜひITエンジニア系の職場体験できる施設ができたら、子供を連れていきたいです。
6. ITエンジニアの自分が教える
最後に紹介するのは、ITエンジニアの自分が子供に教えればいいじゃんということです。
子供にプログラミングを教えるというのは、新入社員に教えるよりもある意味では難しいことなのかもしれませんが、教え方はこういった書籍も出ていますので、参考にしてみても良いでしょう。
自分が教えれば、お金によるコストがかからないのが最大のメリットだと言えますし、どこまでできたのか子供の成長を見守ることができ、親と子のコミュニケーションにもなりますので、これが一番やってあげたいことなのかもしれません。
まとめ
この記事では、子供がITエンジニアになりたいという夢を持った時にしたいこと6選紹介してみました。
子供用のパソコンやスクラッチがわかる書籍、ゲームを買ってあげたり、こどものプログラミング教室に通わせてあげたり、キッザニアでエンジニアの体験をさせてあげたり、様々な方法があることがお分かりいただけたと思います。
自分がITエンジニアであれば、自分で教えてあげるのが手っ取り早いことになりますが、紹介した6つの中から1つしか選べないということではなくて、全部選んでやらせてあげてもいいんですよね?
そこは子供が本当にITエンジニアという職種に興味を持っているのかを相談した上で、やらせてあげるのはいい事だと思います。でも、子供が興味を持っていないのに、親がITエンジニアという仕事が好きで子供にもやらせたいという動機で強制的にやらせてしまうのは良くないことだと思いますので、子供とコミュニケーションを取って気を付けるようにしましょう。