突然ですが、会社で泣いたことありますか?
私は一度だけあります。
この記事では会社で泣いたことで人生が変わった話をしたいと思います。
なぜ会社で泣いたのか?
私は無能なITエンジニアをやっておりまして、ブラック企業からホワイト企業まで様々企業を渡り歩いてきました。
ITエンジニアの仕事の業態としても客先常駐エンジニアからプロパーまで経験してきましたが、泣いてしまったのは、とあるブラック企業でクライアントから直接ITプロジェクトの開発案件を受注して自社で開発を行っていたプライム案件での出来事です。
当時、私は超パワハラ体育会系のPLの元で働いていました。
そのときは毎日が地獄のようで、常に怒られていたのでモチベーションは下がり、ミスしたくないのにミスを繰り返す負のスパイラル状態に陥っていました。
超パワハラ体育会系のPLからは令和の時代なら完全アウトの「〇ね」という言葉が平気で飛び交っていたり、暴〇の手が出ることもありました。

そんなある日、無能な自分でも考えられないミスをしてしまい、超パワハラ体育会系のPLからかつてないほどの罵倒を受けていました。
フロア中に響く声でしたがその会社では日常茶飯事で周りは見て見ぬふりだったのですが、PLの上司に当たる課長が話に割って入ってきました。

ダメ系君、ちょっと会議室で話そうか?
そのまま、課長に会議室まで連れていかれてそこで課長が一言。



大丈夫?
私はその一言で涙が止まらなってしまいました。
当時は新卒3年目ぐらいでしたが、もう子供ではない、いい年の人間がです。



すみません。ミスが止まらなくて…どうやってもミスを繰り返してしまって…



そうか、よく今まで頑張ったな
その一言で今まで我慢してきた感情があふれてさらに涙は止まらなくなってしまい、顔がぐちゃぐちゃになりました。
会社で泣いて何が変わったのか?
私が泣いてから、課長がさらに私に言いました。



あれだけ怒られれば誰だって沼に入るから。もういいよ。ダメ系君とPLとはプロジェクトを離そうね



え?どういうことでしょうか?



ダメ系君とあのPLとは相性が悪いからプロジェクトを別にしてあげるよ



そ、そんなことできるんですか?



うん。できるよ。俺から言っておくよ
そして、次の日から私は別のプロジェクトに異動になりました。
異動したプロジェクトのPLは、超パワハラ体育会系のPLとは対極の性格でおだやかで指示も的確なので、モチベーションが上がって、嘘のようにミスをしなくなってパフォーマンスを上げることができました。
ミスしないだけでなくて、超パワハラ体育会系のPLの元ではITエンジニアの仕事というよりは雑用に近い仕事をやらされる日々が続いていたのですが、変わったプロジェクトではスキルが身に付く仕事だったのでやりがいを得ることができました。
そして何よりも仕事が楽しくなって、その会社での人生が180度変わりました。
私が会社で泣いて変わった事というのは、嫌な上司と離れられたということになります。
あのとき、課長が声をかけてくれなかったら、きっと離れることはできずにあのPLの元でパワハラとモラハラに耐える日々が続いて、いつかポキっと心が折れてうつ病になっていたが、体に異常が出て胃潰瘍になっていたと思います。
泣いて考えられる最悪なパターンは?


私が嫌な上司と離れることができたのは、優しくて理解のある課長が声をかけてくれたからです。
ですが、会社にそのような人がいない場合は泣いたことで最悪なパターンとして2通りの結末が考えられます。
1. 会社を辞める
職場で泣くというのは、性別を問わず、恥ずかしいと感じる人は多いのではないでしょうか?
私が泣いたときは課長に個室に連れていかれてからなので、泣いた現場を見られたのは課長だけだったから良かったですが、同僚やフロアにある社員に見られたら確実に気まずくなります。
恥ずかしさによっては、もう会社に来たくない、となってしまう可能性があり、そうなったら自分から会社を辞めることになってしまうことになりかねません。
実際に昔に会社で泣いた人がいて、次の日から来なくなってしまいました。単純に泣くほど会社が嫌で辞めたということも考えられますが、泣いたことで気まずくなってしまったというのも理由になると思います。
会社で泣くというのは、自分から会社を辞めざる負えないリスクがありますので、注意が必要です。
2. クビになる
職場で泣いて嫌な上司から救ってくれたのは優しくて理解のある課長でした。
しかし、超パワハラ体育会系のPLの上司にあたる課長も同じようにパワハラ気質で、会社全体でパワハラ気質の社員ばかりだったら会社で泣いたときどうなったでしょうか?
恐らく



何甘えてんだ??あぁ!?仕事やれオラ!
と罵倒が余計に酷くなっていたことでしょう?
さらに



泣くぐらいなら仕事を辞めてしまえ、というかダメ系君は使えないからクビね。もう明日から来なくていいから
とクビになっていたかもしれません。
理解のある上司がいる会社なら泣いてしまっても助けてくれていい方向に人生が変わるかもしれませんが、理解のない上司がいる会社だと、無能扱いされて退職に追い込まれてしまうリスクがあるので、注意が必要です。
余談


私が超パワハラ体育会系のPLから離れたことで、生贄として他のメンバーが代わりに参画することになりました。
しかし、参画したメンバーは1週間と持たずに、他のプロジェクトに異動となりました。さらに代わりに参画したメンバーは同期だったのですが、超パワハラ体育会系にメンタルをやられて会社を辞めることになりました。
私は地獄から天国のプロジェクトで楽しい日々を過ごしていた3か月が経過したある日、私のことを助けてくれた課長に個室に呼び出されました。



ダメ系君、そろそろいいよね?戻ろうか?



へ?戻るというのはどこにでしょうか?



超パワハラ体育会系のPLのプロジェクトにだよ



「えぇ━(*´・д・)━!!!
私は、無能なダメ系ITエンジニアなので断ったらクビ確定だったので、受け入れて戻ることにしました。
私は性格としては我慢強い方なので、皆が離脱する中、私は超パワハラ体育会系のPLの元では2年以上はもっていたのでその会社では最長だったかもしれません。
結局、私は会社で泣いてからわずか3か月という短い期間で超パワハラ体育会系のPLの元に戻ることになってしまいました。
超パワハラ体育会系のPLの元に戻ると



やっぱお前じゃなきゃだめだな
という名言を私に残してくれたのですが、その言葉を言って数分も経たずしてあのパワハラが始まりました…。
そのときに「お前じゃなきゃだめだな」の意味は『お前じゃなきゃストレスの捌け口はダメだな』という意味だったのだと悟りました。
結末として、私は次の月には転職活動に成功してその会社を辞めて、その超パワハラ体育会系のPLから逃げることに成功しました。
私の場合は会社で泣いて人生が変わったのはたった3か月だけだったので、最後は自分で転職活動という選択をしなければ人生を変えることができませんでした。
だったら会社で泣く前に最初から転職活動してた方が良かったかな?なんて思ったりしています。
まとめ
この記事では、ITエンジニアの私が会社で泣いたことで人生が変わった話をしました。
理解のある上司がいる会社だったら職場で泣いてしまっても良い方向に人生が進んで、嫌な上司と離れることができたり、自分に向いている部署やプロジェクトに異動させてくれるかもしれません。
しかし、理解のない上司がいる会社だったら泣いてしまうことで逆効果で悪い方向に進んでしまい、最悪は会社を辞めなければならない状況に追い詰められてしまうかもしれませんので、注意が必要です。
とはいえ、厳しい上司にキツイ言葉で叱られてしまったら、演技やウソ泣きではなく、感情を抑えきれずに泣いてしまうことになりますので、そうなる前に転職してしまったり、病気になる前に無理せず休養する選択をとってその会社から離れることを検討しても良いでしょう。
私は泣いてしまった会社で、超パワハラ体育会系のPLの元で仕事は二度としたくないですから…。