皆さんは無能の鷹という漫画をご存じだろうか?
無能の鷹は日本の漫画作品「Kiss」で連載されていた作品で見た目は有能、中身は無能の有能オーラが半端ないのに圧倒的無能なヒロイン「鷹野」が主人公の脱力系コメディです。
テレビ朝日系列でドラマ化もされていて、女優でモデルの菜々緒さんが鷹野を演じたことも話題になりました。
さて、このブログをご覧になっている人は分かっていることですが、私自身は無能でできないITエンジニアになります。
無能の鷹の鷹野との決定的な違いは、鷹野は見た目は有能、中身は無能ですが、私は見た目は無能、中身も無能なので、私は正真正銘の純粋な無能になります。
無能の鷹を読んでみて、無能な人である私との違いを発見したので、この記事では紹介していきたいと思います。
無能の鷹とただの無能な人の違いを比較
いつ私が怒られてたの?
鷹野がコピー機を上手く使えずに無能すぎて課長から怒られてた後に、同期の人が鷹野を食堂で見つけて励まそうと声をかけたときに鷹野は「いつ私が怒られたの?」と答えました。
鷹野は自分が怒られたことをすら気づいていなかったのです。
私は無能ですが、自分が怒られたことは分かりますし、怒られているときは嫌ですし、辛いですし、怒られた後は落ち込みます。
怒られた内容にとってはメンタルがやられてうつ状態になってしまいます。
でも鷹野は自分が怒られていると思っていないので、嫌な気持ちになることもなければ落ち込むこともありません。
怒られて響かない発達障害として注意欠如、自閉スペクトラム症、学習障害がありますが、鷹野の場合はそういった障害ではなく、ただ無能すぎて鈍感なだけで怒られたことに気づいていないようでした。
私は無能なので怒られることが多いのですが、無駄に怒られたことを気にして傷ついてメンタルを病んだり仕事のパフォーマンスが下がってしまうので、鷹野のように怒られたことを気にしないでスルー出来る方が無能としては幸せなことなのかもしれません。
失敗…?んー…、しても覚えてないので!
鷹野は怒られたことを覚えていなければ失敗したことも覚えてません。
無能が有能になるためには失敗したことをしっかり覚えていて改善する方向に変えていかなければならないと思います。
ちなみに私の場合は失敗したことは覚えているけど、負のスパイラルに陥って同じ失敗を繰り返してしまうことが多いです。それでメンタルをやられてしまうぐらいなら鷹野のように失敗したことを忘れるぐらいの鋼のメンタルを持っていた方が良いのかもしれません。
会社に必要とされてるかは考えない
鷹野は無能の鷹の中入社してすぐに無能が発覚して社内ニートになり、鷹野がクビにされるかもしれないような状況になります。
普通はそのような状況になったら会社をクビにならないように会社に必要にされるように頑張っていこうという気持ちになるはずですが、鷹野は会社に必要とされているかは考えないで、逆に「私がこの会社を必要としてるから」と考えていました。これは見た目が無能、中身も無能の鷹野らしくて、有能な人が考えているようなことですね。
でも無能な人はへたに会社に必要とされているかは考えないで、どうせ考えるなら自分が会社にとって必要なんだと考えて仕事をしていた方がポジティブで良い方向に事が進んでいくのかもしれません。
仕事なんて気晴らしですよ
鷹野は仕事を気晴らしだと思って仕事をしていました。
私は同じ無能ですが、エンジニアの仕事を気晴らしなんて思ったことはありません。
無能なので毎日辛いし、苦しいし、会社に行きたくないので、日曜日の夜は絶望的な気持ちになってうつ状態になってしまいます。
なぜこんな苦しい思いをしながらエンジニアの仕事を続けているかといえば、食っていくためです。お金を稼がなければ生きていけないので致し方なく仕事をしています。
鷹野は無能だけど仕事は楽しそうにしています。だから仕事なんて気晴らしだと思えるのだと思います。
仕事を気晴らしだと思って仕事が仕事をすることは幸せなことだと思いますので、このようなマインドは鷹野から学ぶべきことなのかもしれません。
何が分からないかが、分からない
鷹野は難しいことを考えると頭が痛くなってしまうようで「何がわからないのかもわからない」という名言を漫画の中で残しています。
私もエンジニアの仕事で設計やプログラミングをやっているときや誰かに質問されたときに正直何が分からないのかわからないことがあります。
これは鷹野と共感すべき点であると思います。
ただ、私が考える本当の無能というのは『何がわからないのかもわからない……ということが分かっていない人』のことだと思います。つまり、分かっていないことすら自分で気づいていないので、分かっていないに分かっていると上司に答えてしまって、間違ったまま作業を進めて後で分かっていなかったことで大事故が発生してしまいます。
何が分からないか分からなくても他のプロジェクトメンバーがそれを把握できれば分かるまで教えることができますが、分からないことが把握できなければ教えることすらできないので、『何がわからないのかもわからない……ということが分かっていない人』というのは他のプロジェクトメンバーから見ても、たちが悪い無能になってしまうでしょう。
まとめ
この記事では、特集として無能の鷹とただの無能な人の5つの違いを比較してみました。
無能の鷹の鷹野を要約すると、怒られても怒られたことを分かっていないで、失敗したことを覚えていないで、何が分からないか分かっていないで、会社に必要とされているかは考えないで、仕事は気晴らしだと思って仕事をしているそういう人です。
鷹野は無能ですが、鈍感で鋼のメンタルを持っているところは同じ無能としては大いに学びべきところだと思いました。そうでないと無能でメンタルも壊してしまうことになってしまうことになってしまうのだから…。どうせ無能なら鷹野のように幸せに生きていく方が良いですよね?
この記事では、無能な鷹という作品の無能な鷹野さんと私を比較しましたが、誰もが認める有能な野球選手の大谷翔平さんと比較したことも記事としております。興味のある方は参考にして頂けましたら幸いです。
