【業界激震!?】SES客先常駐エンジニアが帰社日不要論について考えてみた

  • URLをコピーしました!

無能でできないダメ系ITエンジニアと申します。

この記事では、SESやSierで客先に常駐しているエンジニアにありがちな帰社日をテーマに語りたいと思います。

目次

帰社日って何?

帰社日とは、客先常駐エンジニアが月に1回程度のペースで自社に戻って自社の人たちと以下のようなことをします。

社内報告会

社長や役員が業績の資料をスクリーンに映して会社の現状について説明します。

リーダー報告会

PMやPLをしているメンバーがプロジェクトの状況を説明した資料をスクリーンに映して説明します。

技術発表会

IT業界の最新トレンドやプログラミングなどの技術について選ばれたエンジニアが説明した資料をスクリーンに映して説明します。

レクリエーション

自己紹介やゲームなどを社員同士で行って交流します。

懇親会

帰社日のイベントが終わった後に自社の社員で飲み会を行って交流を深めます。

帰社日の目的

明確には決まっていませんし、会社によって目的は異なりますので、一概に目的はコレだと決めつけることはできませんが、一般的な帰社日の目的は以下だと言われています。

帰属意識を高める

客先常駐先エンジニアの仕事は、帰社日がなければ毎日客先常駐先で過ごすことになります。

それが続くと自社への帰属意識は薄れて自社は給料を頂くというだけの会社になります。

そうすると自社に居たいなんて思われなくなるので、月1の会社日というイベントを設けて帰属意識を付けることを目的としている……らしいです。

会社への忠誠心を付ける

帰社日では様々なイベントを実施しますので、そこで会社の理念や考え方、業績を共有して、客先常駐先とは異なる場所として働きやすさや居心地の良さを提供して自社への忠誠心を付けることを目的としている……らしいです。

社員の交流を行う

客先常駐エンジニアは客先常駐先の人たちと毎日仕事をしますので、帰社日のようなイベントがなければ自社の人と交流する機会はありません。

帰社日によって社員同士の交流を活発化させて自社の社員との距離を縮めて会社の団結力を高めることを目的としているらしいです……。

帰社日不要論とは?

ここまで記事を読んで帰社日は必要だと思いますか?

それとも不要だと思いますか?

帰社日が不要でその理由を述べることを帰社日不要論……と私が勝手に定義しました。

ダメ系的には帰社日は必要?それとも不要?

はっきり言いますね。

ダメ系

不要!!!

帰社日は不要だと思っています。

理由①:とにかくめんどくさい

不要だと思う理由の一つは帰社日に参加するのがめんどくさいからです。

経験談になりますが、私の過去にいた会社の帰社日は月1でほぼ強制参加でした。

不参加にすることもできますが、帰社日に力を入れている会社は帰属意識や忠誠心が付いている社員が多かったので、あまり不参加を続けていると何かあったときに自社に帰った時にハブられます。

ハブられるというか、帰社日で関係の深まった仲の良い社員だけで通じる話を話していて仲に入っていけない雰囲気を作られますので、帰社日に帰れない人は

あいつ誰だ?あー帰社日に参加しない人ね

的な白い目で見られて確実に自社に居ずらくなります。

滅多に自社に帰らないし、コミュ障の人はそれでもいいと思いますが、社長や役職者クラスが帰社日に力を入れている場合、不参加が続くと評価が下がる可能性があります。

つまり給料が上がりにくくなります。ハブられるだけならいいけど、昇給に影響するのは誰でも嫌だと思います。というか、エンジニアの会社なのに技術や仕事のできるできないで評価されるのではなく、帰社日に帰って来るか、帰って来ないか、という自社への貢献度で評価されることになります。

ま~、私のような無能なエンジニアは帰社日に参加するだけで評価が上がるならそれでもいい場合もあるかもしれませんが、仕事ができる人にとってはたまったものではないでしょう。

さらに、帰社日は客先常駐の仕事が終わった定時後に始まるので、強制残業になります。

昼過ぎの午後から開催される帰社日もありますが、現場調整しなければいけないのでめんどくさいです。正直、午後から帰社日に参加する時間があれば客先常駐先で仕事をしていたい派です。

おまけにケチな会社だと客先常駐先から自社に帰るまでの交通費は出ません。もちろん帰社日に参加して残業代や手当がもらえるわけもなく給料が増えるわけではないので、帰社日参加することでお金がマイナスになってしまうことも。

ダメ系

罰ゲームやないかーい。

理由②:帰属意識なんて付かない

客先常駐エンジニアをやっていると分かるのですが、ぶっちゃけ客先常駐先の人たちと毎日仕事をしますので、派遣元の自社なんて給料を貰うぐらいしか関わりはないといっても良いでしょう。

だから帰社日や会社日イベントに参加しなければ自社の人となんて会うことはないので、自社の社員の名前を知らなければ顔も分かりません。

つまり、客先常駐先の人とコミュニケーションが上手く取れれば自社の人とコミュニケーション取れなくても仕事への影響はないです。

とはいえ、セキュリティ事故を起こしたり、仕事でトラブルを起こしたりしたら、フリーランスエンジニアとは違って自社が大半の責任を取ることになりますし、客先常駐先にいられるのは自社があってのことだし、給料を直接頂いているのは自社なので大切に有難みを感じて感謝しなければならないのですが……、だからといって月に1回自社に帰ることで帰属意識を付けて離職率を下げたいことが目的らしいですが、私にはそれで帰属意識が付くとは思えませんでした。

……いや、帰属意識が付くどころかむしろ逆効果で、帰社日が来るたびに早く辞めたいと思っていました。

理由③:やることが無駄

帰社日に行われる社内報告会やリーダー報告会は私には意味がほとんどなく興味のないものでした。

長々と1時間くらいかけて説明されることもありましたが、自分にとっては客先常駐先の仕事がエンジニアとしての仕事だし、潰れない限り会社の業績がどうであれ給料が大幅に上がることないでしょうし、仮に会社の業績が上がって給料が上がったとしても毎月、社内報告会で聞く時間が無駄でした。せめて給料が上がったり特別ボーナスが貰えるときに業績を聞くだけでいいです。

リーダー報告会も自社という共通点はありますが、客先常駐先は全く関係ないので、他の常駐先の報告会を聞いても意味がありません。完全に無駄です。

レクレーションや交流会も無駄でした。

そもそも月に1回しか会わない程度の人と交流したところで仕事に客先常駐先の仕事には全く影響がありません。だったら客先常駐先の人と交流した方が良いです。

また、私と同じように帰社日を不要だと思っているけど、無能な私とは違って有能な人はフリーランスや帰社日のないプライムの自社開発やWeb系の会社への転職を考えている人が多いので、人の入れ替わりが激しく、帰社日で交流して仲良くなっても次の帰社日のときには会社を辞めてしまっていることもあります。

でも、技術報告会を聞くのは興味があるテーマは面白かったですし、自分の知らないツールの使い方を知ることができたのは良かったかもしれません。ただ、テーマによっては全く自分の仕事とは関係ない分野だったり、興味がない内容だったりしたときは聞いているだけで苦痛で無駄でした。

それでも聞いているだけで良いならまだマシです。

技術報告会は指名制だったので、指名されたら帰社日までにテーマを自分で選ぶor決まった選ばれたテーマのスライドをパワーポイントで作成して、発表しなければなりません。

そのプレゼン資料を作るのは業務外の時間だったので残業代はつかなかったですし、自社とは言っても社員の前で発表しなければならないので、練習はしないといけなかったですし、緊張もしますしストレスもかかります。

あー、やっぱり本当に帰社日の何もかもが

ダメ系

無駄無駄無駄無駄ああああ

と思ってしまった訳です。

まとめ

この記事では、SESやSierで客先に常駐しているエンジニアにありがちな帰社日不要論について紹介しました。

皆さんは、帰社日は必要だと思いますか?不要だと思いますか?

きっと帰社日が必要だと思っている人は、ここまで読んで以下のことを思っているかもしれません。

ダメ系!お前がコミュ障なだけだろ?社内の人とコミュニケーション取れる機会を作ってくれるなんていい会社じゃないか?

帰社日を楽しめないなんてかわいそうな人だな?

帰社日が面白くない?お前が面白くないんだよ?

帰社日がスキルアップにつながらない?お前に学ぶスキルがないだけだろ?

……確かにそうかもしれません。帰社日が楽しめなくて申し訳ございませんでした。

逆に私は帰社日が必要だと思う人の意見は尊重していますよ。

実際に帰社日がある会社にいたときで帰社日を生きがいにしているような人がいて、技術報告会をしていたときは生き生きとしていましたし、自社の人とのレクレーションや飲み会ではとても楽しそうにしていました。

……私もあんな風に楽しみたかったですよ。でもコミュ障だからなのかな?めんどくさがりだからなのかな?私にとってはやはり帰社日は苦痛だったし、残念ながら無駄でめんどくさい存在だったんですよね…。

そして、未だに同じSESという業態で客先常駐エンジニアをやっていますが、今は帰社日がないのでとても楽です。帰社日があったときは、月1の帰社日のせいで客先常駐と事前に調整しなければならなかったのでその必要がなくなりましたし、たまに指名でやってくる技術報告会の資料を作成する必要もないし、コミュ障で飲み会が苦手なので交流会がなくなったことでストレスから解放されました。

それで帰社日があった会社よりもエンジニアへの還元率が高くて給料が今の帰社日がない会社の方が高いのだから、私にとっては帰社日がない方が良いとしか言いようがありません。

という訳で、帰社日のある会社と帰社日のない会社を経験してみて私は『帰社日は不要』という結論に至りました。

最後までこの記事を読んで下さった皆さんは帰社日が必要ですか?それとも不要ですか?

実は、私には帰社日のほかにも以下の記事のような嫌いなイベントがまだありまして……

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無能なダメ系ITエンジニアです/❌勉強せずサボってたので仕事ができないSE/❌プログラミング苦手/❌設計できない/できることはコピペとスクショ/IT業界歴10年以上の経歴で無能なエンジニアの末路/ブラック企業に在籍していた時の裏話/SES派遣やIT業界の闇などの話を中心にダメ系ITエンジニアのブログを執筆中。

目次