どうも、無能でできないITエンジニア代表のダメ系エンジニアです。
今日は、私が今までにITエンジニアとして働いていた企業で

いいじゃんこれ!
と思ったことがありましたので厳選して5つ紹介します。
良い習慣がある企業にはずっとここにいたいなと思う会社でもあると思いますので、参考にしていただけましたら幸いです。
今までに良かったエンジニアの習慣5選
雑談タイム


コロナ禍でIT業界の働き方は大きく変わりました。コロナ禍以前にもリモートワークやテレワークはありましたが、セキュリティの課題や会社に来て働くという既存の考え方があってごく一部で限られた企業だけでした。
しかし、新型コロナウイルスの流行により、ほぼ強制的に様々な企業はリモートワークを導入せざる得ない状況になり、普及してきました。
そんな中、フルリモートワークでコミュニケーションの取り方も大きく変わりました。
会社に出社して仕事をすれば対面で話すことになりますので、自然とコミュニケーションを取りながら仕事を進めることになります。しかし、フルリモートワークでは相手が目の前にいないので、コミュニケーションの取り方は映像を映して音声通話、映像は移さないで音声のみの通話、文字のチャットの大きく分けてこの3つになります。
そうなるとリモートワークでは必要最低限のコミュニケーションしか取らなくなります。
出勤していれば、仕事をしながらちょっとしたときに対面で、タバコを吸う人と喫煙ルーム、プロジェクトの打ち上げで雑談をしていましたが、フルリモートワークでは普通に仕事をしていたらそれがありません。
そんなフルリモートワークですが、朝会が毎日ありました。朝会ではその日にする自分のタスクをメンバーに共有したり、困っていることがあったら相談するためにプロジェクトが全員参加で開催されていました。
ある日のことPLから



朝会で5分程度、雑談タイムの時間を作りましょう
と提案が出されました。
雑談タイムでは、仕事やプロジェクトの内容とは関係ない世間話をするブレイクタイム的な時間としてコミュニケーションを深めようという意図の時間となったのですが、この習慣が私にとっては良い習慣となりました。
というのも私がいたフルリモートワークの現場では音声のみの通話とチャットのみのやり取りで、対面だったら深い話はしなくても大体どんな人か分かりますが、プロジェクトメンバーがどんな性格の人でどのような考え方の人でどんな趣味があるなど、3か月一緒に仕事をしても何も分かりませんでした。
朝会の雑談では本当に世間話ですが、趣味の話、ゲームの話、テレビの話、ニュースの話、過去のプロジェクトの話など、ざっくりとした雑談を毎朝5分程度することでどんな趣味がある人でどんな思考を持っている人なのか分かるようになりました。
この人はこういうことを言ってもいい人なんだ!と雑談の空気で分かるようになったので、リモートワークも円滑に進むようになりました。
リモートワークの課題はコミュニケーションだと私は思っていますが、雑談タイムの導入はその障壁を取り除いてくれる良い習慣になったと思いました。
毎朝掃除


私が以前に勤めていた会社では、毎朝15分程度をかけて会社のルームを掃除するという習慣がありました。
一般的な企業では掃除は業者に頼んでいるので、社員が掃除をするなんてことはないと思いますが、その会社は予算をケチっていたのか社員が毎朝やっていました。
正直、掃除なんてやりたくないし、それってエンジニアの仕事じゃないじゃん?ということなのですが、個人的には朝から掃除をするのが運動になるし、綺麗にするという行為からなのか気持ちが良かったので良い習慣に感じました。
そして、社員が掃除をする場所が部屋の隅、コンセントの周り、テーブルの裏、手すりとゴミの溜まりやすい場所を毎日朝に掃除をすることで、オフィスの中は常に綺麗な状態でした。
その会社で採用面接を受けたときにも



ホコリ一つないとても綺麗なオフィスだなあ
と感じたのを覚えています。
面倒くさいと感じてしまう人もいるかもしれませんが、私には毎朝掃除するのは良い習慣だと感じました。
レトロスペクティブ


私はスクラム開発を経験したことあります。
スクラム開発はアジャイル開発のフレームワークのことで、スプリント終了時に「レトロスペクティブ」が実施され、振り返りのためのミーティングを行うイベントがあります。
レトロスペクティブでは、例えばスプリント期間が1週間だとしたら、1週間を終えて、良かったこと、改善したいことをプロジェクトメンバーで自由に発言しあって次の1週間スプリントに入ります。
私はこのレトロスペクティブが良い習慣だったと思います。
良かったこと言いあうのですが、たまに無能でできない私のことを



ダメ系さんが助けてくれました、ダメ系さんのレビューが素晴らしかった
と褒めてくれる人がいました。
普段プロジェクトをやっていたらプロジェクトメンバーに感謝することはあって、面と向かって褒めることなんてないと思います。
そういう褒める機会がレトロスペクティブにはあって、メンバーのモチベーションに繋がる素晴らしい習慣だと感じました。
また、レトロスペクティブでは良かったことだけではなく、良くなかったことも挙げて次は同じことを繰り返さないように改善策をみんなで考えて実践してトライしますので、プロジェクトはスプリント毎に進化していきますので、レトロスペクティブはスクラム開発ではなくても振り返りとしてプロジェクトに導入すべき習慣だと思いました。
意見箱


あなたは会社に不満ありますか?
- 昇給してもらえない
- 休暇がとりにくい
- 帰社日がめんどくさい
- メンバーで仲が悪い人がいる
- 会社のイベントが少ない
などなど
そりゃ誰だって不満はあると思います。
でも、そういった不満は直接社長や人事担当に伝えにくいですよね?
以前にいた会社では意見箱が設置されていて完全匿名性で会社への不満や要望を聞き入れてくれる仕組みがありました。
私自身はその会社で不満がなかったので使用することはなかったのですが、他の社員の人が意見箱に入れた要望が採用されていって、評価制度などドンドン良くなっていきました。
そもそも悪い会社は社員の意見を取り入れようだなんて思われないので、意見箱なんて設置されることすらないですし、仮に意見箱が設置されたとしても意見を採用することがないと思いますが、私がいた会社は良い会社だったので、意見箱の制度があって社員にも好評な習慣でした。
案件自由選択制


SESは客先常駐先に出向という形で案件に参画することになりますが、自分本位で客先常駐先を決めることができる案件選択制を取り入れているSES企業は良かったです。
会社都合で客先常駐先を決められてしまうと、客先単価で決められてしまうことが多いです。なぜなら客先単価が高ければ高いほど、会社の利益になるのだから…。
また、出向先の企業と仲が良かったり、他のメンバーをセットであれば参画OKというような条件が付いている場合には本人の意思に関係なく、会社都合で勝手に参加されられてしまうことになります。
そうなると、開発者本人は、PythonがやりたかったのにJavaの案件に、プログラミングはやりたかったのにテストしかできない案件にアサインされられるようなことが起きてしまい、本人希望のスキルを身に付ける機会が失われてしまうエンジニアとしては不幸なことになってしまいます。
家族との時間を大切にしたいという理由で残業の少ない現場を希望していたのに炎上案件に投入されてしまったら、自分だけではなく、家族も不幸にしてしまうことになりかねません。
しかし、案件選択制だと自社の営業担当に自分の希望を伝えれば、自分の希望通りの案件を紹介してくれて、面談でクライアントから了承が取れれば、自分の希望通りの案件に参画することができます。
自分の希望のプロジェクトで働けることこそがエンジニアにとっては幸せなことなので、案件を選択できる案件選択制は良い習慣だと言えるでしょう。
まとめ
この記事では、今までに良かったエンジニアの習慣5選について紹介しました。
紹介した良い習慣の共通点を言うならば、良い会社だからずっと働いていたいと思いましたし、モチベーションも上がって精神的にも安定していたので、良い習慣によって心も体も満たされていたと思います。
最後に逆に最悪だった習慣もあります。言うまでもないですが、そんな会社はすぐに辞めたいと思いましたし、心も体もボロボロで最悪でした。

