ITエンジニアを辞めたいと思ったことはありませんか?
エンジニアである私自身やりがいのある仕事ではあると思いますが、仕事だから責任を伴いますのでストレスは溜まりますし、日曜日の夜なんてサザエさんが終わる時間ぐらいには

エンジニアなんて辞めたい
と毎週思っています。
ですから何度もエンジニアを辞めたいと行動に移したことはありますが、脱エンジニアすることに失敗しています。
この記事では、前半で私が脱エンジニアに失敗した4つの秘話、後半で脱エンジニアの成功例3選について紹介します。
脱エンジニアに失敗した4つの秘話


異業種の採用面接に落ちまくる
新卒でITエンジニアの仕事をしていたのですが、3年目のある日、会社がブラックだったのと上司からのパワハラでIT業界に嫌気が指していたので、「もうIT業界なんて辞めてしまおう」と思い、別業種への転職を決めました。
25歳で若かったこともあるし、3年間は同じ会社で働いていた経歴があるので、別業種への転職はすぐにできるものだと思っていました。
しかし、世の中そう甘くはなかった。
当時からダメ系エンジニアだったので、総合的な能力が他の人と比べて低かったことは自覚していたが、片っ端から採用面接を受けても落ちまくりました。
採用面接を受けた業種は、印刷工、電子工場、広告業、営業、一般事務で、全てが未経験者歓迎だったのですが、結果は一次面接すら突破することはできませんでした。
わりと面接は得意な方だったのですが、まさか全て落ちるとは思っていなかったので相当落ち込んだのと脱エンジニアは無理ゲーなのかもしれないと異業種への転職は諦めて、同業種の転職に切り替えることにしました。
そうすると、同業種への転職先を探してから一つ目の会社の採用面接はすんなり最終面接まで通ってとりあえずはブラック企業からの退職には成功することができました。
今になって振り返ってみても、異業種への転職は同業種への転職と比べてハードルが高かったのだと思います。
ハードルが高かった所感として、未経験者というのが経験者と比べて大きなハンデになっていて、中途採用で未経験者と経験者を比較したらどっちを採用するよ?って話なんですよね。
未経験者を採用してしまうと、一から教育しないので研修コストがかかりますし、経験したことがない業種で適性があるかないかもわからない状態なので、採用する側にとってみればリスクが高いので、経験者の方を採用するわ、って話になると思います。
ですので、もし脱エンジニアを目指している人は異業種への転職することは簡単ではないことを肝に銘じておいた方が良いと思います。
もし、当時の私がエンジニアではない異業種の転職を諦めていなかったとしたら、エンジニアの仕事をしながら異業種の資格取得を目指していたかなと思います。
他の方法として親のコネぐらいしか考えられませんが、自分の場合は親のコネ経由で転職できる企業なんてなく…。
今は40代のダメ系ITエンジニアなので、今の会社をクビになったら積んだら異業種への転職は無理ゲーで人生終わるだろうなと思っています。
宝くじに外れまくる
仕事をしていて辛いことがあったり、うつ状態になると、私の場合は宝くじを買うようにしています。
だって、宝くじで1億以上の高額当選したら、FIREできるじゃないですかー。
早期リタイアできるじゃないですかー。
私の場合は、趣味が少なくてファッションに興味のかけらもないので、1億あれば一生生きていくには十分の額なので、当たってしまえば次の日でもエンジニアを辞めて人間らしい生活ができる程度でアルバイトをしながら昼寝メインでグータラな生活で暮らしていきたいんですよ。
私が買う宝くじは、42の数字から自分で6つの異なる数字を選択するだけのロト6と決まっていて、ロト6なら毎週変えるし、「自分で選択する」というところがいいんですよね。
普通の宝くじだったら数字がランダムで決まっているので、購入する販売所に当選番号がなければ100%当たることないという運次第になりますが、ロト6は自分で数字を選ぶので運だけでなく自分自身で運命を選択しているというのがロト6の好きなところです。
で、このロト6をエンジニアとして仕事をして嫌なことがあるたびに購入しているのですが、1等どころか5等の約1000円すら当たることは少なく今までに十数万円は使っていると思いますが、未だに脱エンジニアには失敗しています。
暗号資産で大損しまくる
宝くじと同じ理由でFIRE狙いで暗号資産(当時は仮想通貨)を買いまくった時期がありました。
私が購入したのはビットコインではなく、ビットコイン以外の暗号資産の「アルトコイン」で一時期、ビットコインが話題になった2020年頃に



次に来るのはアルトコインやで!



リターンはビットコインと比べて多いで!
と聞いていたので、かなりの額を突っ込みました。
それが数年経過した今や10分の1になってしまいました……。
10分の1ですよ……。
とほほですよ、かなりの大損です。
今ではそのアルトコインはゴミコインと言われていて、今後も価値はないでしょう。
宝くじにしても暗号資産にしても一発逆転を狙って楽をしようとすると、本当にいいことないですよね…。
専業主夫になれなかった
脱エンジニアをしようとして、思い立ったのが主夫になることです。
主夫の仕事を甘く見ているということではありませんし、24時間休みがないぐらい大変な仕事であることは重々承知していますが、家事は得意な方だったので、主夫を募集している人の婚活をしようと思いましたが、そんな人いませんでした。
婚活パーティーには参加していましたが、年収がそれなりに高くないと話になりませんでした。
そんなわけですから、収入がない主夫なんて無理ゲーどころの話ではありませんし、今の時代、共働きは基本で主婦になれることすら難しい時代なので、早々に主夫になるということは諦めてしまいました。
ちなみに日本で専業主夫の割合は1.8%程度らしいです。天文学的な確率ですね。
このように私は脱エンジニアに失敗してしまいましたので、今のところエンジニアを続けています。
しかし、実際に脱エンジニアに成功した人も存在していますので、私が見つけた成功例を3選紹介します。
脱エンジニアの成功例3選


地方で暮らす
脱エンジニアをして都会から地方で暮らしているという話をよく耳にすることがあります。
私がテレビで見た人はエンジニアを辞めて資格を取って異業種の整体師の仕事をしていました。
整体師の仕事はエンジニアとは異なる仕事でエンジニアとはまた違った大変な仕事であると話されていましたが、人と関わる仕事で毎日生き生きと楽しい生活をしているとのことでした。
そして、都会から地方に引っ越したことで生活はガラリと変わって車が中心の生活に変わったとのことでしたが、満員電車に毎日乗ることもなくなってストレスから解放されて脱エンジニアできて本当に良かったと話されていました。
地方でも田舎の方は交通の面で不便になることはあるかもしれませんが、自然豊かで空気が綺麗なので、地方の生活もいいですよね。
社内SEに転職する
社内SEもエンジニアなので、脱・システムエンジニアということになってしまいますが、社内SEは社内で完結できる仕事で顧客折衝がほとんどなく、大手企業のSEやSES客先常駐エンジニアと比較しても仕事の規模が小さいので、ストレスが少ないと言われています。
そのため、SEから社内SEに転職する人は多くて転職した成功例として紹介されていることがあります。
とはいえ、社内SEはヘルプデスクを行うためにコミュニケーション能力が必要だったり、提案するスキルが必要になるため、人によっては社内SEが決して楽な仕事ということではありませんが、SE特有のストレスから解放されてやりがいのある仕事だったら良いですよね。
生活保護受給者になる
これは成功例なのか?という話になりますが、私はエンジニアを辞めて生活保護で暮らしていくという選択肢も成功例だと思います。
なぜなら、うつ病になってしまったら仕事をすることは難しいですし、働く能力があっても失業してしまい、仕事を探しても見つからなかったのなら生活保護という制度を使って生きていくのは正しいと思いますし、人間生きているだけで丸儲けです。
ですので、賛否両論だと思いますが、生活保護という選択ができただけでも成功例だと思います。
生活保護のゴールは、再び社会復帰して働けるようになることなので、エンジニアに限りませんが、生活保護を受給しながらいつか社会に復帰できたらいいですよね。
まとめ
この記事では、脱エンジニアに失敗した4つの秘話と脱エンジニアの成功例3選について紹介しました。
エンジニアという仕事が楽しくて楽しくてエンジニアを辞めるなんてとんでもないという人もいらっしゃると思いますが、本当に羨ましいことだと思います。
そういう人は脱エンジニアをしたいなんて思う必要がないですからね。
でも、私のようなダメ系で無能でエンジニアという仕事を通してストレスを感じてしまう人は、脱エンジニアをしたいと毎日思っています。
今のところ、脱エンジニアには失敗していて、いつかは脱エンジニアしたいなと思いますが、無理ゲーに近いのでもう少しエンジニア人生を頑張ってみようかと思います。